これが、新身分証明書
2014年10月18日付 Hurriyet 紙


12月以降、発給が開始される「IC身分証明書」により、1976年以降使われてきた青とピンクの身分証明書の有効期間が終了する。今後3年内に全国で発給される身分証明書には1GBのICチップが内蔵されていて料金は18リラ(約857円)の予定。今日まで1,000万枚のカードが印刷されたが、年末までには200万人に配布される予定である。

トルコは、1976年以降これまで使われてきたピンクと青の身分証明書に別れを告げる。IC身分証明書は、指、脈、掌等の静脈認証する特徴を持ち、1GB までのデータが保存可能で、3年内に全国で発給される予定。IC身分証明書は、ビザ不要国への入国の際にはパスポートの代わりに有効となり、ポリカーボネート製で、接触型と非接触型チップが内蔵されており、発達したセキュリティが備わっている。IC身分証明書の料金は18リラの予定で、使用期間は10年と見込まれている。今日まで1,000万枚のカードが印刷されたが、年末までには200万人に配布される予定である。

■入札は中止

人口・国籍業務総局は、IC身分証明書の入札を、発給が行われる予定の新しい建物に対して自治体が許可しないという理由で8月に中止した。企業との間で起こった問題を解決した後、再び身分証明書の印刷と発給を12月に始める予定。国民が身分証明書を受け取るために、郵便あるいは村役場の掲示により呼びかけがおこなわれる。新身分証明書は、2017年までに全トルコでの発給の完了が目標とされており、カードの寿命は10年間と明らかにされた。

■特徴

人口・国籍業務総局がTÜBİTAK(トルコ科学技術研究機構)に作成させ、IC身分証明書と名付けられた新身分証明書は、携帯しやすく、模造や偽装が不可能で生体認証機能も持ち、クレジットカードの機能をもたせることも計画されていた。新身分証明書は1GBまでのデータが保存可能とされ、銀行口座番号 や免許、年金、保険情報が暗号化されたチップも内蔵される予定。新身分証明書は病院、学校、銀行、GSMオペレーター、警察、公証人でも使用が見込まれており、新身分証明書により多くの手続で簡素化をもたらすだろう。偽造あるいは盗難カードによる悪用のリスクは終わりを告げるだろう。身分証明書が所有者以外の個人の手に渡ったとしても使用は不可能で瞬時にブロックが可能となる。

<以下略>

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:35600 )