シリア国境で4車両強奪―シリア難民の差し押さえ車両
2014年10月25日付 Milliyet 紙
国境で発砲、武装車両「サソリ」が追跡したが・・・。
シリア国境の、コバーニーから来る人々の車両が置かれている地域に、鉄線を切って侵入し、4台の車両を盗んだ身元不明の数名が、装甲車両の追跡にも関わらず、車両とともに姿を消した。
事件は、コバーニーからトルコへ入国するシリア側国境の、シリア人が乗車していない車両が置かれている地域で、昨日10時30分頃、突然起こった。トルコ軍の護衛がいるにも関わらず車両4台が身元不明の数名により強奪された。シリア人ではないかと見られている犯人らは、鉄線を切った後、車両に乗り込みトルコ領土側に進行しはじめた。軍が2度威嚇射撃をしたが車両は停車しなかった。装甲車両アクレプ(訳者註:「サソリ」の意)が追走したが、強奪車両の形跡を丘の下スルチ方面で見失ったという。犯人の身元は不明であり、自分たちの車両を手に入れてトルコに侵入しようとしたシリア人ではないかとみられている。また、強盗の可能性も示唆されている。車両の行方は明らかになっておらず、警察隊員が車両発見に向け捜査を開始した。
■国境で1名が撃たれた
一方、キリスの国境地帯では軍による立ち入り禁止地帯内で、軍の「止まれ」という警告を聞かなかったトルコ国籍のY.G.が発砲を受け死亡した。Y.G.の遺体はガズィアンテプ法医協会に運ばれ、トルコ軍のガズィアンテプ第5装甲旅団の軍事検察官がこの件で捜査を開始している。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:35675 )