サウジアラビア:SABIC社、4.5%収益減少
2014年10月27日付 al-Hayat 紙

■サウジアラビア:SABIC社、4.5%収益減少

【リヤド:ファイサル・アブドゥルカリーム】

サウジアラビアの巨大な石油化学企業「SABIC」は昨日(26日)、第三四半期の純利益は4.48%減少したと発表した。しかしながら同社の最高経営責任者(CEO)は、市場で起こっている石油価格の下落は一時的なものであると予想している。

SABICはアラブ湾岸諸国で最大と評価されている会社で、第三四半期の純利益は前年の同時期の64億7,000万リヤルに対し 、61億8,000万リヤル(16億5,000万ドル)に達したと発表した。また同社は「財務費用の減少にもかかわらず、純利益の減少は販売量がより減少したことに起因している」と付け加えた。 「SABIC」は、世界最大の石油化学製品生産企業のひとつである。

SABIC副社長でCEOのムハンマド・マーディー氏は記者会見で、石油価格は「石油産業に直接の影響を与える」としたが、しかし、生産コストを抑えることに一役買っている原油価格の下落は続かないことを強調した。 また、「起こったのは、一時的な価格の下落である。世界の人口は増加しているため、将来的にも石油価格は上昇しつづけるだろう。」 とも述べた。

第三四半期の利益の減少にもかかわらず、「SABIC」は、純利益は今年最初の9カ月間はまだ0.05%の割合で上昇を続けており、前年の同期間の190億7,000万リヤルと比べて、190億8,000万リヤルに達したことを強調した。

(後略)

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( 翻訳者:西村早奈恵 )
( 記事ID:35686 )