エジプト:商業停滞の克服にむけて
2014年10月28日付 al-Hayat 紙

■資本金28億ドルのエジプトの株式会社

【カイロ:マールスィール・ナスル】

アーディル・ラビーブ地方開発大臣は、全県で100万人を雇用するため、200億エジプト・ポンド(28億ドル)を資本金とする株式会社の設立を発表した。また著名な経済学者や民間人から多くのメンバーを選び、会社の幹部理事会を組織すると付け加えた。

ラビーブ大臣は昨日(27日)、地方開発省で行われた記者会見の中で、来年2月に開催される予定の経済会議で多くの大プロジェクトを提案すると述べた。それには医療観光を誘引するであろう国際的医療センターを筆頭とする、アレクサンドリア県における10の大プロジェクトの立ち上げが含まれる。そして同氏は使用権制度による投資者への土地の供与を行なうことを強調した。

さらに、商工業・中小プロジェクト担当大臣のムニール・ファフリ・アブドゥンヌール氏は昨日、「商業と技能に関する知見交換」と題したワークショップを開催した。このワークショップは、同省の商業協定部門が国際労働機関(ILO)と協力し、また国連開発計画やアラブ諸国連盟の代表者、多数の技術者や専門家の参加のもとに組織した。

商業協定部門代表のサイード・アブドゥッラー氏は以下のように述べた。「このワークショップはアラブ諸国の商業発展を支援するため、漸く開始された構想の枠組みの中で行われる。そして商業分野における協力範囲拡大のために、情報や経験を交換する重要な機会を提供する。また、関係分野レベルでの商業成長の停滞につながる技術不足を克服することを目指している。同様に、商業強化のための包括的な方策の一部として、この停滞の克服方法が協議される」。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:中村江見 )
( 記事ID:35715 )