ペシュメルゲ部隊の武器通過に、北イラク・トルコの秘密協定
2014年11月04日付 Radikal 紙


トルコと北イラク・クルド自治政府の間で、(トルコ領を経由し)コバーニー(シリア領)へ入ったペシュメルゲ部隊が武器と弾薬の補給を要請した場合、それらもトルコ領を経由し、(コバーニーへ)通過させるための特別な協定を結んだことが明らかとなった。

この協定の存在は3日の遅く、ペシュメルゲ省オスマン・リシェイ報道官がおこなった会見で発表された。リシェイ報道官は、コバーニーに配備されるペシュメルガ部隊に対しトルコを経由し新たな武器と弾薬が送られると語った。リシェイ報道官がアナトリア通信に語ったところによれば、「トルコとクルド自治政府との間で、ペシュメルゲ部隊が武器と弾薬を要請した場合、その移送に関する協定が結ばれた。在コバーニーのペシュメルガ部隊の要請による支援は今後も継続される」と述べた。

ペシュメルゲ省広報官のこの発表について、トルコ治安関係者筋も認めた。関係者は、結ばれた協定にそって、トルコ経由で(コバーニーへ)入ったペシュメルゲ部隊は、彼らが携行するあらゆる武器と弾薬の記録が取られており、要請により送られることになる追加の武器と弾薬も、出入国において記録されると述べた。

関係者は、ペシュメルゲの武器と弾薬が他のグループの手に渡らないよう非常に厳密な監視がおこなわれていることを強調した。外務省筋は、軍事作戦に関しては他の省庁がおこなっていると強調し、この問題について見解をのべるための情報を持ち合わせていないと説明した。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:35754 )