エスキシェヒルで、自身を預言者フズルと語り「7000リラを用意しなさい。そうすれば天国にあなたの場所が用意され、あなたのために犠牲獣のラクダを天国へ捧げましょう」として詐欺行為を行ったことが告発されたE.Ö.(47)と、その息子E.Ö.(29)が逮捕された。
F.Aさん(60)は、エスキシェヒルの通りで金銭を要求したE.Ö.(47)へ1リラを与えた。主張によると、E.Ö.は自身に与えられた1リラを受け取らず、「あなたにはお金がある。私は預言者フズルだ。貧しい人々へ援助をしている。私はあなたを特別な人間として選んだ。天国にあなたの場所が用意されるでしょう、援助を惜しむものではない」とF.A.さんに言った。
E.Ö.の言葉を信じたF.A.さんは、家から持ってきたネックレス1つと金のブレスレットを3つ、そして3500リラをE.Ö.へ与えた。数日後、E.Ö.はF.A.さんに電話をかけ、「聖ヴェイセル・カラニ(Üveys-i Karnî)と共にそちらへ行く。天国のあなたの家は、あとは屋根を作るのみだ。7000リラを用意しなさい。私たちはカイセリから向かってあなたからそれを受け取る。私たちの母であるファトマから預かった指輪と数珠、アシュレをあなたに持っていく。天国ではあなたのためにラクダを犠牲に捧げよう」と述べた。
F.A.さんは要求された金額を用意するために事態を親しい人たちへ説明した。彼らに説得されて、騙されたことを理解したF.A.さんは、状況を警察に知らせた。陳情を受けて行動を開始した警察は、お金を受け取るために来たE.Ö.と、その隣のヴェイセル・カラニとして紹介された息子のE.Ö.を逮捕した。この親子から、2本のナイフと、詐欺行為で使われた数珠と指輪が押収された。「信仰と心情につけこんだ詐欺」の罪で裁判所へ送られた被疑者たちの内、父のE.Ö.は出廷した裁判所により勾留が決定され、エスキシェヒルH型刑務所へ移送された。息子のE.Ö.は、在宅起訴との判決が下り、釈放された。
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( 翻訳者:白尾みさき )
( 記事ID:35811 )