モスクワでロシア・イラン間にて調印された原子力協定に基づきロシアがイランにて新たに原発2基を建設予定である事が明確となった。
イラン国営通信İRNAの報道によれば、モスクワ滞在中のアリー・アクバル・サーレヒー原子力庁(İAEK)長官とロスアトムのセルゲイ・キリエンコ総裁が一連の二国間原子力協力協定を調印した。
当該協定によればロシアは、イランに対しブーシェフル原発近郊に更に原発2基の建設を予定している。
調印された協定は両国間の原子力協力の増大も明記している。イランのサーレヒー原子力庁長官は、当該協定に関して「両国関係における転機」と述べた。
当該協定に従い、今後の新たな原発建設も念頭にある事を明言した同長官は、「ブーシェフル州に計5基の原発が建設予定であるが、協定でうち2基の建設が決定された」と述べた。
■ ロシアが燃料を供給する予定
ロシア国営通信RIAノーヴォスチの報道によると、当該協定に基づき更にうちブーシェフル州の4基を含め、加圧水型原子炉8基も建設される予定であり、原子炉燃料はロシア側から供給される予定である。
調印された当該協定が国際原子力機関(UAFK)の全面的な保証を受けている事が明らかにされた。
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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:35848 )