■モロッコ、製造業に経済刷新を賭ける
【ラバト:ムハンマド・シャルキー】
5%以上の経済成長と、平均失業率が9.6%に増加し、若者の失業率が20%近くに達した状況を乗り越えるため、モロッコは経済刷新を自動車や航空機、新テクノロジー、代替エネルギー産業といった新しい分野に賭けている。
ムハンマド・ブーサイード経済・財務大臣は、モロッコにおける製造業のオプションは将来の経済刷新、世界経済への融合面の改善、海外投資の呼び込みと国内能力の活用のための賭けであるとの考えを示した。
また国会の分科委員会での2015年度予算案協議の中で、200億ディルハム(22億ドル)の基金を国内の製造業者計画の支援のために割り当てると述べた。そのうちの30億ディルハムが来年度用で、有利な価格により産業用の土地貸与を行なうことで青年向事業の事業者への力添えを行ない、また、約1億8,000万ディルハム(2,200万ドル)相当の投資に関しての控除や優遇措置を実施するとした。
また政府は製造業者に対し、国際交易港に近いタンジェのムルーサ工業地域に、275〜1,000haの産業用土地を手頃な価格で提供する。
(後略)
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( 翻訳者:菊田麻矢 )
( 記事ID:35852 )