軍でクルド語、PKKの歌と踊り―取り調べ
2014年11月18日付 Milliyet 紙


カイセリ第一特殊旅団基地でPKK(クルド労働者党;非合法)のマーチと知られているクルド語の歌に合わせてハライを踊った50名の兵士に対し、テロ対策法第七条に基づく「テロ組織の宣伝行為」の疑いで取り調べが始められたことが明らかとなった。人民民主党(HKP)カルス選出のミュルキイェ・ビルターネ議員は、この件についてビュレント・アルンチ副首相の返答をもとめて、トルコ大国民議会議長府に先ほど質問主意書を送付した。ビルターネ議員は質問書の中で、「兵役中にクルド語で口ずさむのは禁止されているか。兵士への取り調べは、どの罪を持って始められたか。クルド人歌手デリダが歌う 『Dil dixwaze her cenge』や、Awaze Çiyaというグループが歌う『Zap Zap Zape』は違法か」と問いただした。

■検察、取り調べを指示

質問主意書への回答は、イスメト・ユルマズ国防相から届いた。ユルマズ大臣は次のように回答した。

「先の質問主意書で指摘されておりました兵士につきましては、3713号テロ対策法の第七条第二項に基づく『テロ組織の宣伝行為』の疑いで、カイセリ県共和国検察局により取り調べが始められたことが確認されております。」



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:35907 )