トルコ、北イラク・ペシュメルゲ軍の訓練を担当へ
2014年11月20日付 Radikal 紙


北イラクのクルド自治政府のスポークスマン、サフェエン・ディザイ氏はダヴトオール首相との会談の後、重要な発表を行った。ディザイ氏はト ルコがペシュメルゲ軍の軍事訓練を担当する方向で進展があったと述べ、バルザーニー大統領の家族が飛行機で逃げようとしているとの報道についても否定した。

■「ダヴトオール首相から聞いてください」

北イラクのクルド自治政府のスポークスマン、サフェエン・ディザイ氏はトルコがペシュメルゲ軍の軍事訓練を担当する方向で進展があったと述べた。ディザイ氏はダヴトオール首相もこの件に関して会見を行うと述べ、「訓練の最初のステップは北イラクで、数人に対する技術的なもの」と語った。ディザイ氏は「クルド回廊」についても「トルコとの間には合意があり、私たちはこれに従う。コバーニーにこれ以上のペシュメルゲ軍が渡る予定はない」と述べた。

サフェエン・ディザイ氏の発表の要旨は次の通りだ:

・トルコとは2つ目の石油パイプラインではなく、天然ガスパイプラインを考えている。
・トルコによるペシュメルゲ軍の訓練に進展があったことはダヴトオール首相から聞いてください。
・教育の最初のステップは北イラクでの、数人に対する技術的なもの。
・クルド回廊についてトルコとの間に合意があり、私たちはこれに従う。
・コバーニーにこれ以上のペシュメルゲ軍が渡る予定はない
・バルザーニー大統領の家族が飛行機で逃げようとしているという報道は間違っている。
・ハルク銀行の石油収入は合計で270億ドルであり、この全てをクルド自治政府が得ている。
・解決のプロセスについては楽観的に見ている。対話と包括的な計画が必要だ。

イスラム国(ISIS)に対する国際的な連携として今日までに行われた会議をもとにした報道では、ペシュメルゲ軍がアメリカやドイツのような国々によって教育されることと、トルコが2000人の自由シリア軍の兵士を教育することが明らかにされていた。



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:35927 )