モロッコ:南部で洪水、一地域が「被災地」に
2014年11月30日付 al-Hayat 紙


■モロッコ:南部で洪水、一地域が「被災地」に

【アガディール:AFP】

モロッコ南部各地に再度大雨が降り注ぎ、甚大な被害をもたらした。大雨が道路を分断し、ダムの決壊を引き起こした他、洪水により複数の居住区が浸水に見舞われた。ゲルミン州の状況は悪化、最終的に当局が同地域を「被災地」と発表するに至った。公的筋によると、新たに発生した暴風雨は月曜日まで続くと見込まれるものの、いまだ人的被害を出していない。また、保健省は5人の負傷者が軍用ヘリコプターでマラケシュの病院に運ばれたと述べた。

異例の降水量により、南部のいくつかの地域では甚大な被害が見られた。また、アガディールなどで実際に起こったように、一部の地域では、2日間の降水量が当該地域の年間降水量を超えた。

ゲルミン州の地域は、先週の暴風雨によりおよそ30人の死者が生じるなど、極めて甚大な被害を受けていた。これを受け、当局は土曜日(29日)、「同地域内およびその周囲の川すべてが氾濫した結果、当該地域は洪水により孤立した」として、同地域を「被災地」に指定すると発表した。

一方、保健省は「被災地域で活動する医療・看護クルーを募った」と発表した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:36041 )