■UAE:観光業が総生産の8.5%
【アブダビ:シャキーク・アサディー】
アラブ首長国連邦(UAE)の国民総生産への観光部門の貢献は、1971年の1%から今年まで上昇してきた。「hotelandrest.Com」のレポートによると、このことは「UAE建国以来の産業の著しい」成長を反映している。
43回目のUAE建国記念日に発行された同レポートの予測によると、「今年この部門の総生産への貢献は600億ディルハム(163億ドル)を超え、観光収益は2024年には800億ディルハムに上昇する。これには、同部門の拡大と「Expo2020(ドバイ万博)」のパビリオンやそれを取り囲むホテルと巨大ショッピングセンターの建設計画が考慮されており、同部門の総生産におけるシェアは4%以内に留まることになる。」
同レポートは、「今後10年間の成長率が高い場合、総生産における同部門の貢献が上昇し、12.1%に達する」ことを否定しなかった。また、それを「製造業や金融サービス業のような重要部門の貢献度と競い合う高い割合」と見なした。それによりUAEは「中東三大観光国の1つになる見込みであり、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)のレポートによると、UAEは今年中東の観光総投資額の41%となる405億ディルハム(110億ドル)を受け取っている。同時に、これはUAEへの2011年の総投資の20.9%を占めている」とした。また、このことが「厳密には観光業の質的なシフト、一般的には地域経済の収入源多様化」を生むことになるだろう。
(後略)
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。
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( 翻訳者:田村颯 )
( 記事ID:36077 )