あちらでこちらで、F16機墜落
2014年12月05日付 Hurriyet 紙


ギリシャのF-16戦闘機が昨日、エーゲ海のクレタ島沖に墜落した。先日にもアマスヤ県のメルズィフォンにある第5ジェット機基地司令本部を発ったF-16戦闘機が墜落している。2件の墜落事故とも、パイロットらはパラシュートを使って脱出し、助かっている。最近F-16機に起こったこれらの事故にともない、議論が巻き起こっている。F-16機は金属疲労が原因で墜落したといわれている。アメリカ合衆国は、金属疲労を理由に、過去数カ月に82機のF-16機の飛行を取りやめている。

アメリカ国防省は、82機のF-16D型機の金属疲労による飛行中止と、特に機体のコックピット周辺に金属疲労による亀裂が生じていたことを8月に発表した。この発表により、トルコにある240機のF-16機に目が向けられた。トルコが保持するF-16機のうち44機がD型である。問題のジェット機は、最も激しい戦闘と、訓練で使用されており、コンヤ、アクンジュ、バルケスィル、メルズィフォン、ディヤルバクルにある基地で使用されている。空軍司令本部は、2030年までこれらの戦闘機を保持する予定である。この長期的な計画によれば、2030年にこれらの戦闘機を手放した後、代わりにF-35戦闘機と国家戦闘機プロジェクトの一環で生産される戦闘機が導入される。

■ギリシャでF-16機が墜落

ギリシャのエーゲ海のクレタ島沖で昨日昼ごろ墜落したF-16機の2人のパイロットは無事に救出されたと発表された。
ギリシャのクレタ島15マイル南方にあるガヴドス島沖で、警戒飛行中のギリシャ空軍F-16戦闘機がモーター故障のため14時頃墜落したと発表された。事故の際2人のパイロットはパラシュートを使って脱出し、海に落ちたのち周囲で活動をしていた海岸警備隊のボートによって救出され、病院に運ばれた。ギリシャのメディアwww.protothema.grとwww.flashnews.grのサイトでは墜落した機体の破片が海上に散らばる様子が報じられ、戦闘機がハニア軍事飛行場を離陸して15分後に墜落したとされた。

■メルズィフォンでF-16機が墜落

参謀司令本部は12月1日にメルズィフォン付近でF-16戦闘機一機が墜落したと発表した。
発表は以下のとおりであった。
「メルズィフォンの第5ジェット機基地司令本部から2014年12月1日10時49分に、計画的訓練飛行のため離陸した第152部隊所属のF-16C機は12時5分にメルズィフォンの南東36キロメートルのメジトズ・コナックル地域に墜落し、いまだ原因は不明である。この事故でパイロットはパラシュートで脱出し、無事に救出された。パイロットの命に別条はない」

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( 翻訳者:吉岡春菜 )
( 記事ID:36098 )