最高指導者事務所長「オバマはイラン大統領との対話を切望している」
2014年12月01日付 Mardomsalari 紙
革命最高指導者事務所長は、「オバマはイラン大統領との対話を切望している。各国首脳は国連の場でオバマと握手したがっているにもかかわらず、である。〔その一方で〕最高指導者は賢明にも、米国に信頼してもらう必要など、われわれにはないと仰っている」と述べた。
イラン学生通信の報道によると、ホッジャトルエスラームのモハンマディー=ゴルパーイェガーニー師は「バラカト財団プロジェクト」の発足式典において、「敵は全力を尽くして、我が国民の文化や家族関係を逸脱させようとしている」と指摘した上で、「男女や少年少女が、結婚契約を結ぶことなく同棲しているのは、恥ずべきことだ」と述べた。
同所長は、「白い結婚」とは何を意味し、またこうした暮し方はどのような結果をもたらすのかとの疑問を提起した上で、「そのような暮し方を選んだ者たち〔によって〕、ハラールな(イスラーム法的に合法な)世代が絶え、〔多くの子供たちが〕ハラームな(イスラーム法的に違法な)子供たちになってしまう〔=私生児だらけになってしまう〕日が来るのも、遠くはないだろう。イスラーム的な統治者はこのような暮し方を厳しく取り締まらねばならない」と述べた。
同所長はまた、「エジプトを統治するためにイマーム・アリーがマーレク・アシュタルをかの地に遣わした際、彼は4つの任務を与えられた。一つ目はエジプトで地租(ハラージ)を徴収すること、二つ目はエジプトの敵とジハード(聖戦)すること、三つ目は人々が抱える諸問題の改善に取り組むこと、四つ目は各都市や地域を発展させること、であった」と指摘した。
同所長は続けて、コーランの多くの節で、ザカート(喜捨)の徴収が強調されていることに触れ、「わが国ではここ数年、ザカートの徴収のためにあらゆることが行われてきたが、無論十分なものではなかった」と述べた。
同所長は、名誉を保ちたい国は高い軍事力を保有しねばならないとし、「もし我々の軍に備えがなかったならば、わが国の状況が今日のようなものであったかは定かでない。もしも米国をはじめとする敵どもに、〔イスラーム共和国〕体制を滅ぼすことができるとの確信があったならば、彼らはためらうことなくそのような行動に出ただろう。しかし彼らは〔そのようなことをすれば自らに〕害が及ぶことがわかっているのだ」と述べた。
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( 翻訳者:たるじょめのおきな )
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