パキスタンでの死者を悼み、1日の服喪宣言―トルコ首相
2014年12月16日付 Hurriyet 紙
アフメト・ダヴトオール首相はパキスタンで起きた学校襲撃事件を受け、明日17日トルコで一日の「全国服喪」を行うと発表した。
ダヴトオール首相は、チャドのカルズベ・パイミ・ドゥベ首相と、首相府中央舎で会談した。
2人の指導者は会談後、共同記者会見を行った。ダヴトオール首相は、パキスタンで148人もの死者を出し、犠牲者の多くが子供であった学校襲撃事件を悼み、明日トルコで一日の「全国服喪」を宣言すると述べた。
パキスタンは今年5月、トルコのソマで起こった炭鉱事故の際に一日服喪している。
■パキスタンで「ソマ」の服喪
タリバンが実行した襲撃は、トルコ外務省から行われた文書声明でも非難され、「我々の兄弟国パキスタンの平和と安全、国内の安定を破壊することを目的とした件のテロ活動を、私たちは強く批判する」と述べられた。
声明ではまた、「この卑劣な襲撃により命を落とした方々にアッラーの御慈悲を祈り、御遺族へは哀悼の意を捧げ、負傷された方には一日も早い回復をお祈り申し上げます。今回の襲撃に対して始められた作戦が成功裏に終わり、人質に取られたすべての生徒を無傷で救出することが我々の最大の望みです。トルコは兄弟国パキスタンのテロに対する闘いを支援し、またパキスタン政府・国民との連携をしっかりと続けていきたいと思います」と述べられた。
■国立劇場では上演を自粛
パキスタンでの襲撃事件後に宣言された全国服喪を受け、トルコ国立劇場は芸術活動を1日自粛することを発表した。その発表は以下の通りである。
「パキスタンで学校に対して行われた襲撃事件で、無実の148人もの生徒と教師が殺されたことは我が国を深く悲しませるものです。我々の友人・兄弟国であるパキスタンで起こった卑劣な襲撃を悼み、トルコ共和国国立劇場は、ダヴトオール首相閣下がトルコで宣言した国民服喪に従い、芸術活動を一日自粛いたします」
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( 翻訳者:松井友紀 )
( 記事ID:36225 )