ドルマバフチェ宮殿で暴漢、守備兵を襲う
2015年01月01日付 Radikal 紙

イスタンブル市ベシクタシュ地区のドルマバフチェ宮殿サルタナット門の警固にあたる警察の詰所に男が近づき、手榴弾を投げつけた。その後、銃を発砲しようとしたところ逮捕された。同日夕刻、DHKP-C(革命人民解放党戦線)が犯行を認める発表を行った。

イスタンブル市ベシクタシュ地区のドルマバフチェ宮殿サルタナット門の警固にあたる警察の詰所に男が近づき、手榴弾を投げつけた。しかし不発となると、今度は警官に向かって銃を発砲しようとした。

この男は銃を発砲しようとしたところ、警官に取り押さえられた。その後、宮殿内の警察詰所に連行され、門前のドルマバフチェ通りが封鎖された。

■警官全員が現場に

爆弾警報を受け周辺の警官全員が現場に集結、機動隊、制服・私服警官が現場周辺を封鎖した。銃を発砲しようとしていたとされるこの男は、自動銃、手榴弾を所持していたことが明らかとなった。

■通りが封鎖された

ドルマバフチェ宮殿前の通りが全面封鎖された。事件現場には爆弾処理班が呼ばれた。

■起爆装置を作動させ手榴弾を爆発させた

ドルマバフチェ宮殿の警備部隊は、逮捕された男が所持していたとされる手榴弾の起爆装置を作動させ、爆発させた。

警察は、報道陣や現場に居合わせた人々を事件現場から締め出し、専門班を呼んだ。専門班による捜査の後、手榴弾の起爆装置を作動させ、爆発させたことが明らかになった。事件現場では爆発音が聞こえた。

この間、犯人は手榴弾を警察の詰所に向かって投げたものの、不発に終わったとされている。

ドルマバフチェ宮殿前で事件が発生したため、ドルマバフチェ通りは封鎖されたが、捜査後、封鎖は解除された。

■犯人の身元が判明

事件後、逮捕された人物の身元が判明した。Fırat Ö.の名を持つこのテロリストは、非合法左派組織のメンバーであり、2003~6年の間、収監されていたことが明らかとなった。

一方、DHKP-Cが犯行を認める発表を行った。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:36395 )