■モロッコ:5%の成長見込み
【ラバト:ムハンマド・シャルキー】
アナリストらは、経済成長率が3%を超さずに昨年モロッコで記録された景気の停滞に比べ、今年は同国の経済が5%という高い成長率を記録する見通しを述べた。その理由は、今年上半期における気候要因や原材料価格の高騰に帰するものと思われている。
モロッコ中央銀行は「GDPは最低でも4.4%の成長を記録するだろう」との見通しを立てている。これは、新年の収支および国際通貨基金(IMF)の報告書を視野に入れての予測であり、IMFはモロッコが「国際市場における石油価格の下落と新たに迎える農業シーズンを活用し、さらにはモロッコの輸出の60%を占める貿易相手のユーロ圏市場の回復も利用するだろう」と述べた。
また、考えうる説として、「おそらくモロッコ経済は、価格の下落と海外の経済回復を利用し、GDP成長率1.5%を記録する」というものもある。
モロッコにおけるエネルギー輸入は9%減少し、昨年の前半10ヵ月間のエネルギー輸入総額はおよそ850億ディルハム(100億ドル)であった。
輸出
一方、輸出は6.7%増加し、輸出額は1810億ディルハムを記録した。とりわけ、自動車や電子産業、リン酸肥料、既製服の部門では、輸出が27%増加した。
(後略)
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( 翻訳者:菊田麻矢 )
( 記事ID:36400 )