イェシルキョイ教会建設認可へ―ダヴトオール首相各宗教の代表者と会合
2015年01月02日付 Cumhuriyet 紙


ダヴトオール首相が非ムスリムの宗教的少数派コミュニティの代表者と行った会合において、共和国史上初となる、イェシルキョイでの教会建設が決定されたことが分かった。

アフメト・ダヴトオール首相は、ドルマバフチェ宮殿にあるオフィスで、非ムスリムの各宗教代表者と食事会を開いた。

首相府からの情報によると、ドルマバフチェ宮殿のオフィスで行われた会合では、まずダヴトオール首相が客人らの話を聞いたという。宗教的マイノリティの代表者らは一人一人が発言し、 トルコではこの10年のうちに、(宗教的)マイノリティを見る目が変わっていることを述べ、それ以前に起きた否定的な出来事を語った。

神父や聖職者といった人々が、宗教的マイノリティの学校で授業を行うことに対し許可がおりないこと、マイノリティとされる人々にパスポートが与えられないこと、与えられたとしても最長で6か月の期限であること、教会が、映画館や異なる目的で利用されていることなどを説明した。

しかしイスケンデルンで、映画館として使われていた教会が修復され、アルメニア人コミュニティに与えられたことが、近年の前向きな発展の一例として述べられた。同様に、トルコ政府が国外に移住した人々に「戻って来てください」と呼びかけていることも喜ばしく感じているとした。

近隣諸国からやって来た人々に門をひらく時も、宗教差別や宗派差別も行われていないことに関し、シリア人やカルデア人の例をとりながら、感謝の意が述べられた。
ダヴトオール首相がは、非ムスリムの各コミュニティについて説明する際、「他の国」と何らかの結びつきがあるかのように述べたこと、これは誤りであること、「このテーブル」についている全ての人々が、皆平等な、トルコ共和国の真の国民であることを主張した。会合で、新たな教会についての決定がなされた。

会合では、修復または復元を除き、共和国史上初めて新たな教会を建設する決定がなされたことが明らかになった。これによると、シリア正教のコミュニティにより、イェシルユルトに教会が建設される。国は教会の土地を分配する予定である。

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( 翻訳者:木全朋恵 )
( 記事ID:36407 )