イラク:石油会社に対し政府が270億ドルの負債
2015年01月04日付 al-Hayat 紙


■イラク政府、石油会社に対して270億ドルの負債

【バグダード:アーディル・マフディー】

イラクのイブラヒーム・バフル・ウルーム元石油大臣は、イラク南部の油田開発に携わる複数の海外企業に対して、イラクがおよそ270億ドルの払い戻しを求められていると発表した。また、これらの企業は過去2年でおよそ430億ドルを費やしており、2016年までに870億ドルの投資を行うことを決定していると指摘した。

同元大臣によれば、イラク政府は同意範囲にかかわる契約に基づいて、海外企業が費やした半額の215億ドルを支払う予定であり、追加で採掘された石油1バレルにつき1.5ドルを差し引いた企業利益をそれに充当する。先にこれらの企業は、約100万バレルの国内石油生産の追加に成功しており、数千人の外国人専門家を擁するあらゆる豪華な必要物資に恵まれた巨大施設を建設した。

また同元大臣は、新聞の声明において「イラクで活動する海外石油企業はおよそ17社であり、海外投資企業が石油生産や油田の発見の進展に従事している」と述べた。この声明は、イラク政府が、金融危機と石油価格の下落を考慮して、これらの企業に対して全額を払い戻す予定はなく、120億ドル分の保証債権のみを発行し、残額は延期するかもしれない、という国民議会の財務委員会の発表と一致している。

(後略)

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( 翻訳者:菊田麻矢 )
( 記事ID:36412 )