アンタルヤにおいて、アレヴィー派にとって神聖だとされるドゥル山にある大理石鉱に対しておこされた訴訟で、会社に有利なものとして下された判決を国の行政裁判所が覆した。
アンタルヤ県のエルマル郡テッケ村でアレヴィー派にとって神聖だとされるアブダル・ムサ・テッケがあるドゥル山で、RK Marbleという名のインド系企業が所有する大理石鉱の作業の中止と許可証の廃止を求めて、テッケ村アブダル・ムサ文化の研究振興協会と村人は訴訟をおこしていた。
■異議申し立て、却下
2011年にアンタルヤ第3行政裁判所は、大理石鉱の作業の中止を求めた裁判で、作業を中止させる判決を下した。大理石鉱はこの判決によって2,3か月閉鎖されていた。3人の裁判官のうち2人が変わった同じ裁判は、再び行った審議において、作業の中止の判決を覆した。
裁判は、許可証の廃止の要求をも拒否した。この判決に対し、協会の運営者と村人たちは、アンタルヤ第3行政裁判所の判決を、国の行政裁判所に上訴した。国の行政裁判所第8部局は、地方裁判所が会社に有利なものとして下した判決を覆す判決を下した。国の行政裁判所のこの判決に、会社は異議を唱えた。異議に対して国の行政裁判所第8部局は、判決変更の要求を再審査にかけずに否決すること、アンタルヤ第3行政裁判所が与えた判決が覆されること、そして調査書類がアンタルヤ第3行政裁判所に送られることを、多数決原理によって決定した。
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( 翻訳者:渡邉史奈 )
( 記事ID:36464 )