イスタンブル、各地で爆発物警戒
2015年01月10日付 Milliyet 紙

イスタンブルで相次ぐ「爆発物」の通報によって警察が警戒を強めている。警察隊は各地で広域の安全対策を講じて不審物を調査し、警察のヘリコプター1機が周囲を巡視飛行した。

1.バシャクシェヒル
ショッピングセンター(AVM)前で爆発物発見
市民達は朝方、カヤシェヒルのショッピングセンター前で、2つのガスボンベがくくりつけられた機械を見つけた。市民の通報を受け現場へやって来た警察隊は、ショッピングセンター前の通りを規制線で通行止めとした。爆弾の専門家班は、物体が手製の、圧力を利用した榴散爆弾であると断定した。現場での調査を完了させた警察は、爆弾を無効化した後、取り付けられていたガスボンベとともに詳細な調査を行うために署へと持ち帰った。警察は通りの通行を再開した。

2.セファキョイ
噴き上がる炎が恐怖に陥れる
セファキョイ・ハルカル通りにあるショッピングセンターの向かいに位置するデルスハーネ(塾・予備校)前で、朝赤いガスボンベの箱を見た市民が、この状況を不審に思い警察に通報した。現場へやって来た警察隊は、通りを規制線によって通行止めとした。爆弾の専門家班は、ガスボンベの箱を起爆装置を用い制御下で爆発させた。爆発の過程で炎が上がった。警察は、起爆装置で爆発したガスボンベの箱を調査するために証拠品袋に入れ、署へと持ち帰った。封鎖されていた 道はその後通行が再開された。

3.タラトパシャ
音響弾と2つの不審物
ベイオールのオクメイダヌと、キャウトハーネのタラトパシャ街区を結ぶタラトパシャ橋に昨晩やって来たグループは、橋の上で音響弾を投げた。爆発によって周辺住民は大きな恐怖を感じた。グループはその後メトロバスの停留所の入口にある橋に2つの包みを置き、逃走した。現場には非常に多くの警察隊が派遣された。車両及び歩行者の橋の通行を禁止した警察隊は、銃身の長い銃をもって安全対策を講じた。橋上へやって来た専門家班が、残された2つの不審物を起爆装置を用い制御下で爆発させた。この包みからは爆発性物質は検出されなかったが、警察のヘリコプターが地域を巡視飛行した。作業終了後2時間して橋の通行が再開された。

4.オルネキテペ
D100号道路が封鎖
警察隊がタラトパシャの橋で不審物を処理した頃、時を移さず、オルネキテペ・メトロバス歩道橋から1件の通報があった。橋に吊るされた看板と不審物が警察隊を再度警戒させた。現場へとやって来た警察は、まずD100号道路のエディルネ方面の側を通行止めとした。現場に来た爆弾の専門家達は、置かれている包みを起爆装置で爆破した。爆破させた包みからは、何らの爆発性物質も検出されなかったことが明らかになっている。封鎖された道路は、警察隊の調査の後通行が再開された。

5.サルイェル
イスティンイェに対空ミサイル
イスティンイェで働く自治体の清掃員は昼頃、イスティンイェ国立病院のバス停の傍に置かれたごみ箱に、ミサイルが入っているのに気が付いた。通報を受け現場へ来た警察は、規制線を張って周辺を封鎖した。専門家のチームが呼び寄せられた。現場には爆弾処理班がやって来た。交通は2方向とも封鎖された。特殊な服を着た爆弾の専門家が調査を行った。ワイヤーで結び付けられたミサイルはバス停から地面へ落とされた。その後対空ミサイルは処理するために持って行かれた。

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( 翻訳者:粕川 葵 )
( 記事ID:36492 )