―芸術家たちの悲哀を誘う秋は続く― モルテザー・アフマディーさんが死去(1)
2014年12月21日付 Jam-e Jam 紙
ジャーメ・ジャム・ナヴァー(音楽専門サイト):映画・演劇・テレビ・ラジオに出演の古参のアーティストであり、イラン伝統音楽のタラーネの歌い手であるモルテザー・アフマディーさんが、先刻他界した。
彼が所属するアルバム製作会社は、この訃報を確認し「古参のアーティストであるモルテザー・アフマディー氏は、アーザール月30日(西暦12月21日)つまり今から1時間に自宅にて息を引き取られた」と発表した。今は亡きモルテザー・アフマディーさんは1303年(西暦1924/5年)、テヘラン南部にて産声をあげた。初等教育としてマクタブ(コーランを学ぶ寺子屋のような学校)を経てゴムロック広場にあるマヌーチェフリー小学校へ、その後シャラフ高校とロウシャン高校へ通った。
16歳の時、古式体操とサッカーを始め、高校のサッカーチームメンバーとともにテヘランの学生競技会に出場し高い評価を得た。その後、テヘラン鉄道フットボールチームを経てテヘラン鉄道フットボールクラブにおいて選手や監督として活躍(1325年、西暦1945/6年まで)した。
劇場での数年のアマチュアでの下積みを経て、1322年(西暦1943/4年)に、友人数名の協力を得て『劇団月』をフェルドゥス庭園の向かい側に設立した。しかし、数週間後には劇団を断念せざる得ない状況となった。同年初秋、文化劇場にて初めて前座を務め、その結果として同劇場の役者となった。しばらくして、父親に劇場での活動を知られ、彼は家から追い出された。以後、彼は俳優業と並行してテヘラン鉄道の修理工として働くこととなった。
モルテザー・アフマディーさんは、前座として初めてテヘラン旋律を唄った。彼は1323年(西暦1944/5年)にテヘランラジオ(後のイランラジオ、またその後のイランテレビラジオ)にて、コメディ番組に出演するようになった。ラジオの様々なシリーズに出演し、立役「義理人情のジャーヘルおじさん」を演じ、様々なスタイルで民謡や歌を唄った。1353年ファルヴァルディーン月(西暦1974年3/4月)、人気シリーズ、パルヴィーズ・ハティービー脚本の『ハルダンビール(無秩序)』の主役を演じた。リスナー調査で1356年(西暦1977/8年)に最も人気のあるラジオ俳優に選ばれた。
(2)に続く
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( 翻訳者:32hasan )
( 記事ID:36496 )