サウジアラビア:2015年の経済成長率は2.5%の見込み
2015年01月11日付 al-Hayat 紙
■サウジアラビア:2015年の経済成長率は2.5%の見込み
【リヤド:本紙】
2015年のサウジアラビアの経済成長率は、2014年が3.6%であったのに対し、2.5%と予想されている。これは石油分野の後退の結果であり、今年のサウジアラビアの一日あたりの石油生産量は9,600万バレルの減少、年間平均にして1.4%の減少が見込まれている。これはガス生産にも影響を与えると考えられ、0.6%減少する見込みである。
同国の大手投資銀行「ジャドワ」が作成した報告書は次のとおり指摘した。「石油精製部門は10%成長し、今年最も成長する分野となるだろう。なぜなら同分野は、ヤースリーフ製油所の稼働が開始すれば利益を得ると予想され、その生産量は一日あたり40万バレルに達する。加えて、ジュバイル製油所も一日あたり40万バレルを生産する」。
また同報告書は、以下のように述べる。「サウジアラビア政府の対策と成長促進に向けたその手腕は極めて重要なものとなる。なぜならサウジアラビアの経済は引き続きその大部分を拡張的な金融政策に依存すると思われるからである。また国内生産のうち、GDPにおける政府の合計歳出は、ここ十年間の平均31.9%に対し、約36%に達する見込みである」。
続けて、「今年、政府からの資金支出が減少したが、その額は35%、1,850億リヤル(492億ドル)と予想されている。このことは、急速な成長が求められる民間部門の実績に心理的な影響を及ぼすだろう」と強調した。
(後略)
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( 翻訳者:大室奈津美 )
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