ロウハーニー大統領「重大問題は国民投票に諮られるべき」(4)
2015年01月05日付 Iran 紙

 大統領はまた、次のように指摘した。

インフレを抑制した上で、われわれは今年二期連続で、昨年比で4%以上の成長を成し遂げた。これは非常に期待の持てる数字だ。多くの困難があったにもかかわらず、インフレ率が20%よりもはるかに低い数字に抑える形で、今年〔2014年3月21日~2015年3月20日〕を終えることになるだろう。また、過去数十年間で前代未聞だった2年連続のマイナス成長を経て、プラス成長を記録することができるだろう。

 ロウハーニー大統領はさらに、

インフレを受け入れ可能な地点まで、持続的に抑えていく必要がある。つまり、来年以降もインフレ抑制を力強く進めていくということである。そして政権の任期が終わりを告げる96年〔2017/18年〕には、各計画の実施によってインフレ率を一ケタ台にまで下げることが目標だ。

 と語った。

〔‥‥〕

 大統領はまた、政府は持続的で全方位的な発展を追求していると強調した上で、世界の各国との交流の必要性を力説し、

私の政治人生での経験が示すところでは、孤立状態にあっては一国は持続的成長を遂げることはできない。もちろん、これは自らの理想や原則を放棄してもよいということではない。基本的に、交渉の過程で理想や原則〔の妥協の可能性〕について口走った者は、誰もいない〔‥‥〕。

 大統領はさらに、

ジュネーブ合意では、われわれは成功と進歩を収めることができたし、一部の制裁を克服することもできた。理想や原則について取り引きをした者は、誰もいない。〔‥‥〕基本的に、交渉とはわれわれの要求と相手側の要求の間に橋を架けることを意味するのである。

 と付け加えた。

 大統領はさらに、「われわれの理想と原則は遠心分離器に直結するものではない。そうではなく、われわれの心、頭、意志と結びついているのである。この結びつきを可能な限り強化する必要がある」と強調した。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:ヒュドルホ・アンスロポス )
( 記事ID:36558 )