金の衣服に問い合わせ急増
2015年01月25日付 Milliyet 紙


カフラマンマラシュ県のとある宝石店が制作した、40万個の金パーツを使用し、重さにして3キロ、価格にして35万リラ(約1680万円)の金のドレスが、購買力のある人々(資産家)の関心を集めている。

宝石店を営むアフメト・アタカン氏はアナトリア通信社に行った発表で、最初の段階で8着販売したと述べ、デザインした製品が昨年メディアで放映されて以来問い合わせが急増し、その後さらに10着販売したと伝えた。

購入者は非公開であると話すアタカン氏は、「国内で何着か販売しましたが、主に国外に向けて販売を行いました。アゼルバイジャンの実業家の方々が関心を示してくださいました。カタールとモスクワのお客様にお届けいたしました」と述べた。

アタカン氏は、自身がデザインした金のドレスが、15人の職人の手で2週間かけて作られると述べ、「今年のドレスに使用されている金のパーツ数は40万にのぼります。昨年の発表以来10着販売いたしました。今年の目標はそれ以上です」と話した。

■肌の露出を控えたデザインを希望する人もいた

アフメト・アタカン氏は、金のドレスの購入を希望する顧客から興味深い要望を受けたと述べ、「お客様の一人が金のドレスで、露出を控えたデザインを希望されましたので、それも製作しました。もちろん異なる製品ですので、価格はここにあるタイプの2倍でした。露出を控えたデザインでしたので、使った金のパーツ数と手間は一段と多かったです。また、ビーチで着用したいという方がおりましたので、それに合わせて制作したものもございます」と語った。

■大量受注も

ドバイの実業家が、金のドレスを大量発注し、これを自身のブランドとして販売したいと要望があったと語るアタカン氏は、次のように述べた。「私たちはこの製品が特別なものであると考えていて、誰もが購入できる商品にしたくはないので、これを断りました。私たちは、このドレスが世界の一握りの人々のものであって欲しいのです。なぜならこれは既製服ではないからです。」

■ティアラはドレスの2倍の価格

アフメト・アタカン氏は、今年は顧客の要望に沿って、金のドレスの他、ティアラに焦点を当てていると語った。22金の上にルビーとブリリアントカットのダイヤモンドをあしらったティアラは、ドレスよりも高価になると強調するアタカン氏は、「ティアラは特別なデザインです。ティアラの価格はドレスの二倍です。30万ドル程です。小さいなどと思わないでください、今モデルが身につけているのは45万ドル以上の金です。その他のアクセサリーはそのおまけです。」

およそ110万リラ(約5280万円)の金を身につけたモデルのセデン・アルスランさんは、「このようなドレスを着ると、とても素晴らしい気分になります。自分が特別な気がします。約3キロですので、着るのは少し難しいです。着ればよくわかるはずです、とても心地いいです。誰もが買えるプレゼントではないですね」と話した。

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( 翻訳者:小川まどか )
( 記事ID:36708 )