エジプト:革命記念日にデモ隊と警察が衝突、数十人の死傷者
2015年01月26日付 al-Hayat 紙

昨日カイロでデモ参加者を拘束する警官(AP)
■エジプト革命記念日に数十名の死傷者
【カイロ:本紙】
革命から4年を記念したこの日、抵抗運動を組織したデモ隊が治安部隊と衝突、これにより15人の死者が発生した。また、この衝突により50人以上の負傷者が発生、警察は130人以上のデモ参加者を逮捕した。
保健省は、昨日(25日)午後までに複数地域で発生した暴力事件による死者数が15人に達したと述べた。しかし、全県における死者数や殺害状況に関する詳しい内容の声明は発せられなかった。内務省は、アレキサンドリア県で治安部隊との間に起きた「武力衝突」により死者一名が発生し、ブハイラ県では「二人の人物が起爆させようとした爆弾が爆発した」と発表した。
ほとんどの県や大きな広場では静寂さが保たれていたが、マタリーヤ地区やアイン・シャムス地区(カイロ東部)など、旧来イスラーム主義勢力の拠点として知られる諸地域では複数の暴力行為が発生し、複数人の死者が出た。これら両地区は、首都カイロにおいて、ムハンマド・ムルスィー元大統領を支持するデモ隊の最重要拠点の一部に数えられている。
情報筋によると、少なくとも8人がこの両地区で死亡しており、加えてその衝突において警察に属する兵士一名が殺害された。マタリーヤ地区では警察とデモ隊の間で衝突が起こっており、これに先だち、人気の多い同地区の主要街道には1千人以上もの人が集まり、警察部隊は同地区の広場でのデモを抑えるべく人数を増強させた。同地区では警察の所有する車両や機器およびその他関係機材に火が放たれ、車のタイヤが燃やされた後、暴力が広範囲に拡散し、複数の通りで銃音が鳴り響いた。
(後略)
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( 翻訳者:本吉美友 )
( 記事ID:36712 )