エジプト:警察官に女性活動家殺害の疑い、内務大臣は否定
2015年01月26日付 al-Hayat 紙
昨日のアレキサンドリア、サッバーグ氏の葬列(AP)
昨日のアレキサンドリア、サッバーグ氏の葬列(AP)

■エジプトで警察官に女性活動家殺害の疑い、内務大臣はこれを否定

【カイロ:本紙】

革命から四周年の記念日に際し、ムハンマド・ムルスィー前大統領を支持する「正統性支持同盟」が呼びかけたデモは起きなかった。これは、一昨日、「社会主義民衆連合党」の若手女性活動家、シャイマー・サッバーグ氏が、革命記念を祝うためにタフリール広場周辺で同党員数十名が組織した行進が到着した最中、弾薬筒で撃たれて殺されたことの反響である。

検察は、彼女の死亡に関する仮報告の中で、死体検案の結果、「死因は弾薬筒による背中の貫通で、確かに彼女の背中から摘出された」と述べた。「民衆連合」党はサッバーグ氏の殺害に関して警察を疑ったが、一方で内務省はこの容疑を否定し、身元不明の「容疑者の確保に全力を尽くす」と述べた。

内務省の報道官はマスコミに向けて声明を発表し、タフリール広場周辺で警察部隊が「デモ参加者に対して、ガス弾のみを使用し」、また「デモ参加者らの中の不特定の人々が弾薬筒の武器を持ち込んでいた」と強調した。しかし、デモ参加者のうち、目撃者は、警察官が彼女を殺したと疑っている。そして、警察官が弾薬筒の銃で武装していたと強調し、デモを撮影した写真でこの裏を取った。

(後略)

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( 翻訳者:増澤奈央 )
( 記事ID:36718 )