コバーニー、クルド勢力下に―トルコ各地でお祭り騒ぎ
2015年01月26日付 Radikal 紙


シリアのコバーニーの支配が人民防衛隊(YPG、PYDの武装組織)の手に移ったという報道をうけて、国中の国民が花火とハライでお祝いをする一方、ヴァンでは道路の交通を遮断したグループに警官が介入した。

コバーニーがクルド勢力の手に渡ったという報道を受けて、民主地域党(DBP)の建物の前に集合し始めたあるグループは、ハライを踊り、お祝いをし始めた。

シリアのコバーニー地域で134日間クルド人勢力とイスラム国(ISIS)の間で闘争が続いている中、今日当該地域からISISが撤退したとの報道を受けて、民主地域党系のあるグループがディヤルバクルにある党の建物の前に集まって、お祝いを行った。党のバスから流されるクルド語の歌の伴奏で何時間もハライを踊ったグループは、何度もスローガンを叫んだ。

■ヴァンで警察介入

シリアのコバーニー市の支配がYPGに移ったのを受けて、ヴァンであるグループがサナト通りに集合して花火とハライでお祝いを始めた。時折ジュムヒュリエット通りへと出て交通を遮断した参加者たちは、警戒中の警官たちにも花火を投げつけ始めた。これを受けて警官は参加者たちへ催涙ガス爆弾を用いて介入をした。長時間にわたる警官と参加者との間での攻防の後、参加者たちは大通りへと逃げて散り散りになった。

■タクスィムでハライ、カドゥキョイでは介入

コバーニーでISISの隊員たちが制圧されたのちに、支配がYPGに移行したことを、いくつかのグループが祝った。デモ行進の際に参加者のグループが空へ向けて、また周囲へ花火を投げつけると、警察はグループへプラスティック弾と催涙ガスで介入をした。何人かの参加者が逮捕された。

カドゥキョイでのコバーニーのデモでは、参加者のグループが空に向けて、また周囲に花火を投げつけると、警察はグループへプラスティック弾と催涙ガスで介入した。一部の参加者は逮捕された。
HDP(人民の民主主義党)のカドゥキョイ支部の建物の前に20時頃に集まった約150人のグループは、アルトゥヨルにある雄牛の像へ向かって行進を始めた。HDP、社会民主党(SDP)そして左派系のグループの旗やペナントを掲げたグループは、広場へハライを踊りながらスローガンを叫び始めた。

グループ内の何人かが空に花火を投げつけると、警察のグループは言葉で警告をした。グループがスローガンを叫び続けると、カドゥキョイ通りからやってきたバスが道も閉鎖した。参加者たちはすぐにバハリエ通りへ向かって行進をはじめた。この間に空へむかってまた周囲へ花火が投げつけられたのをうけ、警察はグループへプラスティック弾と催涙ガスで介入した。

参加者たちはバハリエ通りで、路地へと散り散りになり、機動隊は参加者のグループを、バハリエ通りとモダ通りで追跡した。この衝突の間に何人かが逮捕された。

■コバーニーをハライで祝った

コバーニーでISISが制圧されたのちに、支配がYPGの手に移ったことを、ベイオールでいくつのグループがハライを踊って祝った。約一時間にわたってスローガンを叫んでハライを踊ったデモ参加者たちは、警官の警告の後で解散した。

シリアのコバーニー市で133日間(訳註:原文ママ)続いた闘争の後に、ISISが制圧されたという報道を受け、一部のグループが19時からガラタサライ広場に集合し始めた。何度もスローガンを叫んだデモ参加者たちは、民謡の伴奏でハライを踊った。

広場で警戒にあたっていた警官らは、約一時間ハライを踊るグループを解散させるため警告を発した。警告を無視していた参加者たちは、警察がTOMA(機動隊)を伴って動き出したのを受けて、路地へと逃げ込んでいった。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:36721 )