シリア:イドリブに対する「樽爆弾」により死傷者20名…政権はダルアーを砲撃
2015年01月28日付 al-Hayat 紙
■イドリブに対する「樽爆弾」により死傷者20名…政権はダルアーを砲撃
【ロンドン:本紙】
シリア政府軍の戦闘機は同国北西部のイドリブ郊外に対して空爆を行った。その際、ザーウィヤ山の村に対してヘリコプターが5発の「樽爆弾」を投下した。これらの空爆により20名が死傷した。一方、同国南部でも、空爆により16名が死亡した。これは、ダマスカスとヨルダンの間に位置するダルアー郊外において、政府軍が戦略上の要衝である「第82旅団」基地を失ってから2日後のことである。
「シリア人権監視団」は昨日、以下のように述べた。ヘリコプターが多数の「樽爆弾をザーウィヤ山のバーラ村各地、ヒザーリーン村各地、イドリブ南部郊外のマアラト・マーティル村に」投下し、「戦闘機がタラバ村各地に対して3回の空爆を行い、アブー・ダフール郊外のウンム・ジャリーン村、ハミーディーヤ村各地に対しても2回の空爆を行った。一方、政府軍はアブー・ザフール村各地に対して砲撃を行い、同時にヘリコプターが同村各地に対して樽爆弾を投下した。他方、サラーキブ村の男性1名が、戦闘機が以前同村に対して行った空爆によって負った傷により殉教した」。
一方、反体制派の複数の活動家は、戦闘機が「ザーウィヤ山のカンソーフラ村で5発以上の樽爆弾を投下し、恐ろしい虐殺を行った。これにより20名が死傷し、遺体の一部はバラバラになった。さらに、広範な地域で住居が破壊された」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:前田悠作 )
( 記事ID:36736 )