チプラス・ギリシャ首相、キプロストルコ系住民と対話
2015年02月02日付 Milliyet 紙


ギリシアのアレクシス・チプラス首相は今日行うキプロス島への訪問で、キプロス・トルコ系住民との対話を行う。

世界で話題となった選挙の勝利の後での最初の公式訪問を、国の伝統に則って南キプロスで行う予定のチプラス首相は、史上初めてトルコ系住民とも対話を行い彼らのキプロス問題に関する考えを聴く予定だ。ギリシア首相が初めてキプロスのトルコ人と対話をするという話は、島の双方に興奮をもたらした。チプラス首相は、南キプロスのヒルトン・ホテルで16:30分にトルコ人とギリシア人とともに一堂に会する。会談に参加する予定の歴史的対話と調査協会のメルテム・オヌルカン・サマーニ共同代表はミッリイェト紙にギリシア首相がキプロスのトルコ系住民と対話をすることは歴史的な事件であると述べた。サマーニ共同代表は、「明日(今日)彼に私たちの団体の考えを説明します」と話した。「チプラス首相が私たちから何を学びたいと思っているのかこれを知ろう思います」と話すサマーニ共同代表は、「会談では双方からも代表者が参加する」と述べた。会議には行方不明者協会のメンバーであるトルコ人とギリシア人たちも招待されたことが分かった。

■政治家たちを拒絶した

この間チプラス首相は、自分との面会を望んだ北キプロス・トルコ共和国出身の政党の代表者たちを「予定が詰まっている」という理由で拒否した。南キプロス筋の情報によればチプラス首相は、政治家たちと面会する代わりに市民団体の代表者たちの話に耳を傾けることを希望した。当時外務大臣だったゲオルギオス・アンドレアス・パパンドレウ氏は、2003年に訪問したキプロス島で北キプロス・トルコ共和国出身の政治政党党首と面会した。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:36800 )