「イスラム国」殺害の日本人ジャーナリストのTweetに共感広がる
2015年02月02日付 Radikal 紙
「イスラム国」(IŞİD/ISIS)に殺害された日本人ジャーナリストの後藤健二さんのツイッターのアカウントに4年前書き込まれたメッセージがソーシャルメディアで急速にシェアされている。
「イスラム国」(IŞİD/ISIS)が少し前に(殺害)実行映像を公開した二人の日本人ジャーナリスト(原文ママ)のうちの一人47歳の後藤健二さんのツイッターアカウントに4年前に書き込まれたメッセージがソーシャルメディアで急速にシェアされている。
悲運なジャーナリストのソーシャルメディアのアカウントには、フランスのワインに関する記述があり、疲れ目を訴え、シリアの生活が綴られていた。
ISISの民兵によって斬首され殺害されたジャーナリストが綴ったメッセージには、特に彼自身がどのような性格の持ち主であることや見てきた国の人びとについての思いがまとめられている。
■「アラブの兄弟たち」
2010年9月7日付のメッセージにて
「目を閉じて、身じろぎもしない。怒ったら、怒鳴ったら、終わり。それは祈りに近い。憎むは人の業にあらず、裁きは神の領域。-そう教えてくれたのはアラブの兄弟たちだった。」
月曜日、2万回リツイートされた後藤さんのツイッターアカウントのこのメッセージは、多くのユーザーによってシェアされた。寛容と包容力を含んだこのメッセージは日本のツイッターユーザーから、後藤さんによるシエラエオネ、アフガニスタン、イラクの子どもたちが被った苦難に関する報道への称賛とともにシェアされている。後藤さんが最後に書き込んだツイッターは10月の日付だ。同アカウントが後藤さんのものであることは、友人トシ・マエダさんによって確認された。
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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:36801 )