ブルガリアがトルコ国境に壁を建設することを決定した。この壁は全長82kmに及ぶという。
この壁は、密入国者の阻止を名目に建設されるという。ブルガリア政府は、トルコ国境に引かれた鉄線フェンスが密入国を期待したほど防げていないとして、今よりも高く、長い壁を新設することに決めた。
■有刺鉄線では密入国を止められない
密入国者は有刺鉄線フェンスの下を掘ったり、鉄線上にカーペットをかけたりするなどして、国境を越え続けている。今回、障壁は新しい「ベルリンの壁」のようになるとされている。
現在ある鉄線フェンスの1km当たりの敷設費が12万5000ユーロであるのに対し、壁の建設費用は50万ユーロに上るとされている。新しい壁はレソヴォ(トルコ・ハムザベイリ対岸)とカピタン・アンドレッヴォ(トルコ・カプクレ対岸)にそれぞれある国境門の間82kmに立つ予定だ。さらに、新しい壁には夜間の監視カメラも設置される。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:36812 )