イスラム国「空爆したものは焼き殺す」
2015年02月04日付 Milliyet 紙

テロ組織「イスラム国」(ISIS)は、今日まで犠牲者達の頭を銃で撃ち抜き、首を切り落とし、又は投石によって殺してきた。ヨルダンのパイロットは生きたまま焼き殺された。「イスラム国」(ISIS)は焼き殺しの理由を、「私たちは都市に爆弾を落とした者達に同じやり方で罰を与える。」と話した。

イラクとシリアに勢力を持つテロ組織「イスラム国」(ISIS)は、昨日公開した22分間の映像でヨルダン人パイロット、ムアーズ・カサースベ氏が生きたまま焼き殺されている光景が映された。

■おぞましい光景を国民に

「イスラム国」の首都として知られるシリアのラッカで昨日夜、戦闘員たちが路上に出てテレビをすえ、壁へプロジェクターを映した。テレビとプロジェクターによって壁に映された映像は、ヨルダン人パイロット、ムアーズ・カサースベ氏が檻の中で生きたまま焼かれているものであった。ヨルダン人パイロットが生きたまま焼かれている間もイスラム国(ISIS)はプロパガンダを続け、映像の間にアメリカ主導の有志連合戦闘機がラッカへ爆弾を落としている映像を映した。 映像で戦闘機が落とした爆弾によって人々は焼かれながら死んでいた。イスラム国(ISIS)はヨルダン人パイロットを焼く場所を意識的に選んだ。パイロットが檻の中に捕えられた場所はアメリカの戦闘機が爆弾を落とした家の前であった。

■爆弾を落とした者達を焼き殺す

イスラム国(ISIS)はこの映像をラッカ市民に見せ、以下のメッセージを出した。
「私たちの都市に爆弾を落とした者に同じやり方で罰を与える。」

■イスラム国(ISIS)への反発

しかしヨルダン人パイロット、ムアーズ・カサースベ氏が殺された方法はイスラム国(ISIS)の管理下の地域においても反発の原因となった。テロ専門家達は、イスラム国(ISIS)が被害者の首を切り落とし、投石によって殺す一方で、イスラム教の教えを参照していると強調しているが、生きたまま焼くということに関してはこのような根拠がないために、この行為を正当化するのは困難であろうと話した。

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( 翻訳者:竹田史佳 )
( 記事ID:36820 )