トルコ中に、寒波せまる―月曜日は雪?
2015年02月07日付 Hurriyet 紙


気象庁は、日曜日から月曜日にかけてトルコが2つの寒波の影響を受け、来週末まで全国各地で降雪がみられそうだと発表した。

しかし、雪がどの地域に、どの県に降るのか、また、いつごろ寒波がトルコから遠ざかるのだろうか?トルコ全域で気温が急激に8度下がることが予想される。月曜日(9日)以降イスタンブルではみぞれが降り、その後大雪が見込まれる。特にマラティヤ県、エラズー県、ビンギョル県、トゥンジェリ県、アドゥヤマン県では大雪警報が出され、ムーラ県、コンヤ県、アンタルヤ県、ウスパルタ県、ハタイ県沿岸部、オスマニイェ県、カフラマンマラシュ県、アドゥヤマン県、ディヤルバクル県でも、雪もしくは雨が予想されると発表された。
明日8日日曜日、トルコは地中海中央部からの低気圧と降雨の影響を受け、さらに月曜日にはバルカン地方からの寒気の影響下に入ることが予想される。
気象庁の発表によれば、例年通りであった気温が、来週いっぱいは体感できるほど下がり、マルマラ海地方、エーゲ海地方、西部地中海地方では平均気温よりも低下することが予想されている。

■5日間の天候
気象庁によれば日曜~水曜日まではほぼトルコ全域で降雨がみられるだろう。
木曜日にはトルコ北部および東部では雪の影響は薄まるが、寒気の影響は続く。また、全般的にみぞれか雪が見られ、黒海東沿岸、地中海沿岸の一部と南東アナトリア地域では雨がさらには激しく降ることが予想される。

■休み明けは冬
日曜と月曜には東アナトリア地域の北部と東部で大雪、地中海東部地域、南東アナトリア地域、アンタルヤ県東部地域では非常に激しい降雨/降雪となることが見込まれている。

■ウルダー山での休日渋滞
ブルサ市からウルダー山まで通常であれば車で40~45分程度だが、渋滞の影響により約2時間かかっている。スキーやウィンターツーリズムのメッカとなっているウルダー山では、小・中学校の学期末休暇がおわるまで、多くの観光客で賑わっている。

ブルサ市からウルダー山までの道路は、おもに日帰り旅行客の車とツアーバスで渋滞となっている。週末にウルダー山を訪れる市民らは、イスタンブルにも匹敵する渋滞を目のあたりにしている。通常であればブルサ市内からホテルの立ち並ぶ一帯までは車で40~45分程度のところ、約2時間かかる。大変な思いをしてようやくホテル地区にたどり着いた観光客らは、リフトに乗ってスキーへ繰り出す。気象庁のデータではウルダー山の積雪は1メートル45センチ、気温は0度と観測されている。
同地域では、明日の夜から4~5日間降雪が続く見込みだ。

■月曜日
チャナッカレ県、バルクエスィル県、ブルサ県では、降り始めは雨だがやがて大雪となるもよう。また、エーゲ海沿岸では激しい雨が予想されている。

■火曜日
イスタンブル広域市、コジャエリ県、サカルヤ県、ビレジキ県、エスキシェヒル県、キュタフヤ県、アフヨン県、ウシャク県、マニサ県、ブルサ県、バルクエスィル県、チャナッカレ県、ボル県、ドゥズジェ県、ゾングルダク県、バルトゥン県、カスタモヌ県、カラビュク県、ウスパルタ県近隣では、激しく、所によっては大雪に見舞われる模様である。
地中海東部とアンタルヤ県東部の各郡では激しい雨が予想される。
また月曜日は地中海地方とトルコ東部で西風と南西風、マルマラ海とエーゲ海北部では北風と北西風が勢いを増し、暴風となり、火曜日はマルマラ海地域、黒海西部、エーゲ海地域でその勢いをさらに強める見込みである。風速は80~100キロメートル/時にもなることが予想されている。

■月曜夜からはイスタンブルも雪
イスタンブルでは月曜に雨が降り始め、夜にかけてみぞれが降り、また標高の高いところでは雪になり、深夜に県全域で雪となる。
また北から吹く激しい暴風に伴い、火曜、水曜には大雪が見込まれている。
こうして天気は木曜以降弱まり、みぞれに変わる予報である。

■イズミルでは月曜夜に雪
イズミル県では日曜日に雨が降り始め、月曜夜間から標高の高いところではみぞれとなる。また火曜には内陸部で降雨/降雪は激しくなり、水曜には降り止む予報となっている。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:36849 )