ラテンアメリカ歴訪のエルドアン大統領、オバマ大統領に呼びかけ
2015年02月13日付 Cumhuriyet 紙
タイイプ・エルドアン大統領はラテンアメリカ歴訪の最終地、メキシコの首都メキシコシティで相手国メキシコのエンリケ・ペーニャ・ニエト大統領と直接会い代表団間の会談に続き、共同記者会見で以下のように話した。
エルドアン大統領は「以前に2回、首相としてここに来ました。今回で3回目の訪問となります。私たちは二国間関係を非常に広い意味合いで検討する機会がありました。ここに3つの協定を作り、共同宣言に調印しました。12年前、両国間の貿易量は非常に滑稽でした。120万ドルから100倍に増やしました。2018年を両国の文化観光年として宣言しましょう。国民の快適な往来を保障しましょう。[そうした意味合いで]双方のビザ免除を提案しました。一刻も早くトルコ航空がここに来れるよう関係者は作業を行います。4月24、25日にチャナッカレに招待しました。大統領本人が参加できずとも最高レベル関係者の参加がおこなわれるとのことです。
■オバマ大統領に向けて言おう。どこにいるんだ大統領!―
アメリカに近いためこの地から表明すべきことがありまする。3人のイスラム教徒射殺に関して、特にオバマ大統領、ケリー国務長官、及びバイデン副大統領が今まで何の発表もしなかったことは重要です。彼らはテロリストではなくシリアのイスラム教徒です。オバマ大統領に向けて言いましょう。どこにいるんだ大統領と。バイデン副大統領に向けて言いましょう。あなたはどこにいるのですか、と。あなた方がこの種の事件で沈黙するのなら、世界もあなたたちに対し沈黙してしまうでしょう。世界は[国連常任理事国]五カ国よりたくさんあるのです。亡くなった方々に神の御加護を祈ります。射殺した人を呪います」と述べた。
■エルドアン大統領、メキシコの祖国への祭壇(英雄少年の碑)に献花―
エルドアン大統領はメキシコの(チャプルテペック公園内にある)祖国への祭壇を訪問した。エルドアン大統領はラテンアメリカ歴訪の最終地、メキシコの首都メキシコシティにおける公式会談に先立ち、祖国への祭壇に献花した。メキシコシティの中心部にある祖国への祭壇へエルドアン大統領は妻のエミネ・エルドアン夫人と共に訪れ、祭壇区域の前から歩いて祭壇にのぼった。エルドアン大統領はメキシコとトルコの国歌が演奏された後、赤と白のカーネーションでできた花輪を祖国への祭壇に献げた。記念碑に献花された後、27名の軍人から成るメキシコ大統領府式典隊はエルドアン大統領に敬意を称して礼砲を撃った。式典はエルドアン大統領が二国の国旗に敬礼したことでもって終了した。
メキシコの祖国の祭壇は1846年~1847年、アメリカがメキシコに対しておこなった戦争(チャプルテペクの戦い)で祖国防衛のため戦死した若者6人の士官候補学生を記憶するために建てられたものである。
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( 翻訳者:満生紗希子 )
( 記事ID:36905 )