グループ・ヨルムのメンバー、釈放
2015年02月16日付 Radikal 紙


イスタンブル県警察局の前で記者会見を開こうとして警察によって逮捕され、その中にグループ・ヨルムのメンバーも含まれる23人が釈放された。

グループ・ヨルムのメンバーであるイナン・アルトゥンは、逮捕された際に腕を折られたと話した。

イスタンブル県警察局の前で昨日記者会見を開こうとし、その中にグループ・ヨルムのメンバーも含まれるグループに警察が介入し、23人が逮捕された。逮捕者のうちグループ・ヨルムのメンバーであるエレン・オルジャイも含まれる11人は、警察での手続き後に釈放され、グループ・ヨルムのメンバーのイナン・アルトゥンも含まれる12人は朝方にチャーラヤンのイスタンブル裁判所へと送検された。「公務員への抵抗と第2911号の集会およびデモ行進に関する法律の侵害」の罪によって12人の供述を得た検事は、10人を釈放する一方、二人は法医学協会の検査の要請を受けて、当直裁判所に送った。裁判所は、二人を署名をすることを条件に釈放した。

解放された12人は、関係者とともに法医学協会のC門の前で会見を開いた。

■「会見をしないうちに逮捕された」

釈放者のうちのグループ・ヨルムのメンバーのイナン・アルトゥンは、「昨日イスタンブル県警察局の前で記者会見を行おうとしました。しかし会見をしないうちに逮捕されました」と話した。

警察局の前で会見を行おうとした理由を「『国内治安法案』に対する抗議と最近頻度を増している住居への強制捜査」であると話すアルトゥンは、「常に強制捜査をおこなうという警告を受けていました。私たちもメンバーであったイディル文化センターも強制捜査されるという内容の確かな情報を得ていました。すぐにこれに抗議し、国内治安法案に抗議するため、呼びかけを行い、そしてヴァタン通りの前で記者会見を行うため、集合しました」と話した。

■「逮捕される際に骨を折った」

記者会見のために選んだ場所は人や車の通行を妨げるような場所でないと述べたアルトゥンは、以前にも何度もこの場所で記者会見をおこなったが、今回はこれが認められなかったと主張した。

アルトゥンは、当の場所で記者会見を行うことは自身にとっての民主的な権利であるとし、この権利を行使しようとしたために、その場で引きずり回されて逮捕されたと話した。アルトゥンは、「私は、3人の警官による逮捕の際に腕を折られました。とりわけ私の名を挙げて酷い罵詈雑言を浴びせられながら逮捕されました。私の首を押え付け、腕を折ろうとしながら逮捕しようとしていたのです」と話した。同志たちとともに逮捕の際に酷い扱いをされながら拘束されたと述べたアルトゥンは、「結果として検事に引き渡されて釈放されました。なぜならそこで最も民主的な権利を行使したのです。私たちのこの権利を妨害しようとした人々に非があります」という表現を用いた。

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:36948 )