イラクで450人のトルクメン遊牧民がISの手中にあることが明らかになった。
トルクメン救出委員会が北イラク(IKBY)に提出した報告書によると、女性50人と子供70人を含む計450人のトルクメン遊牧民が、ISにより人質にとられている。この報告書では、イラクのキルクーク、サラーフッディーン、ディヤーラー、モースルの各県で暮らすトルクメン人に対するISの非人道的行為についても記述されている。またトルクメン人が暮らす村々では、ISの戦闘員らがトルクメン人の遺体を電柱に吊るし、わずか10歳の子供を殺しているなどといった情報もある。ISは昨年6月に、特にイラクのタルアファルにおいてトルクメン人を殺害した。中には人質となった人々もいる。トルクメン救出委員会の委員長を務めるアリー・ケリム・ベヤティ氏は、トルクメン人の救出のためイラク政府、IKBYの指導者ら、トルコ、そして国際組織からの支援を求めていると述べた。
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( 翻訳者:木全朋恵 )
( 記事ID:36983 )