在フランス・トルコ大使館のハック・アキル大使が、パリで参加していた会議で、身元不明の人物によりジュースで攻撃された。
パリ・デカルト大学法学部で行われた「トルコとフランスにおける世俗主義」会議に発表者として参加していたアキル氏は、身元不明の人物の襲撃を受けた。スピーチを行っている間に演壇に近づいたその人物は、手に持っていた液体をアキル大使に浴びせた。
アキル大使は、ヒュッリイェト紙へ行った会見で、その液体が、予想に反して、染料では無くザクロジュースであることを明らかにした。
聴衆たちとボディーガードたちが間に入って、取り押さえられた抗議者は、学生ではないことがわかった。アキル大使は襲撃の後、予定していたスピーチを終え、会議を後にした。
■アキル大使:襲撃の増加は驚くべきことではない
アキル大使は、襲撃の後にジハン通信にコメントし、襲撃者がアルメニア系のフランス国籍の者であることを明らかにした。ボディーガードたちが襲撃者の身元にたどり着いたと話したアキル大使は、「以前も彼らは襲撃を行った。マルセイユとパリの観光オフィスにも襲撃を行った」と述べた。1915年の事件から100年目であることから、このような襲撃が増えるかどうかという問いに対してアキル大使は、以下のように答えた。「そのことはアルメニア人ディアスポラに聞く必要がある。増加は驚くべきことではない。」
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( 翻訳者:鈴木歩実 )
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