再びF4戦闘機墜落、死者2名
2015年03月06日付 Radikal 紙


トルコ空軍とアゼルバイジャン空軍の「Turaz şahini 2015」演習が続いている中、再びF4戦闘機が墜落した。この事故で2人のパイロットが死亡した。

エスキシェヒル第一空軍基地から今朝、訓練飛行のために飛んだF-4E2020機がコンヤで墜落し、2人のパイロットが死亡した。エスキシェヒルにある第一空軍基地本部の第112飛行隊所属の飛行将校ムスタファ・タヌシュ少佐とムスタファ・デリカンル大尉は8時58分に訓練飛行のためにF-4E2020の戦闘機を使用して飛行した。この戦闘機は、9時50分にコンヤの中心地カラタイ区に属するオルタコナク地区の上空へやって来た時、一瞬にして高度を失い始め、コンヤ第三空軍基地本部の射撃練習場近くの平地へ墜落した。爆発した飛行機にいたムスタファ・タヌシュ少佐とムスタファ・ディカンル大尉は死亡した。

■2人のパイロットが死亡

 参謀本部から出された発表では、予定されていた訓練飛行のために飛んだF-4E2020機がコンヤの射撃練習場で、未だに明らかとなっていない理由で事故に遭い、2人のパイロットが死亡したことが報告された。

 発表では、次のように述べられていた。「エスキシェヒルの第一空軍基地本部から、2015年3月5日8時58分に予定されていた訓練飛行のために出発した第112飛行隊に属するF-4E2020機が9時50分コンヤ射撃練習場で、未だに明らかとなっていない理由で事故に遭った。不幸にして、2人の若い勇敢なパイロットが亡くなった。」

 事故の通達を受けて、都市の中心部へ22キロ、コンヤ―アクサライ道路へ3キロの距離にある現場へ多くの救急車、消防車、警察官、軍隊が派遣された。 消防車が炎を消す中、パイロットの1人の遺体が飛行機の残骸に100メートルの距離のところで、もう1人の遺体も飛行機の中で発見された。パイロットの一人は飛び降りたといわれる。

■目撃者の供述

 目撃者の1人メフメト・ジャンは、一瞬にして機体が高度を失ったのを見たという。彼は、戦闘機は墜落する前に炎が上がったのを見たとし、次のように述べた。「私が木陰から外へ出たとき、戦闘機が真下へ下降し、その少し前にロケットのようなものが発射されました。その後爆発が起きました。2つの火の玉が落ちた後、爆発しました。その後は近づくことができませんでした。」

■アンカラへ悲しい知らせ

 コンヤで墜落した戦闘機で死亡したパイロットのムスタファ・タヌシュはアンカラにある家に訃報が届いた。司令官たちは、自宅を訪れ父親のハイリ・ダヌシュさんと母親のユルダギュル・ダヌシュさんへ訃報を知らせた。ダヌシュさんは既婚者で、一人の子供の父親であるとわかった。亡くなったもう一人のパイロットの名はムスタファ・デリカンルさんであることが明らかにされた。

■コンヤで演習が行われた

 コンヤの知事ムアメル・エロル氏は、墜落した戦闘機がエスキシェヒルから訓練飛行のために飛んだのであり、コンヤ第三空軍基地でアゼルバイジャンと行われた’Turaz şahini 2015'合同演習に関係ないと発言した。トルコ空軍とアゼルバイジャン空軍の合同演習’Turaz şahini 2015'は第三空軍基地本部の運営・管理の下で3月2日に始まった。そして4月2日に終わることが明らかにされた。

■弾薬でいっぱいだったのか

 コンヤ知事はまた、亡くなったパイロットの1人の遺体を発見したと明らかにし、次のように述べた。「残念なことに2人の殉職者がいる。トルコ国軍にお悔やみ申し上げる。軍需品があったのかどうか確かではない。あらゆる可能性を考えて調査が行われている。可能な限り完全な捜査・救出活動が続いている。訓練機は第三空軍基地の訓練に参加していた。訓練へ参加するためにここにいたのだ。」

■マラトヤでも2機が墜落。4人のパイロットが死亡

 マラトヤからも2月24日に悲しい知らせがあった。第七空軍基地から偵察のために飛ばされた2RF-4E(Fantom)偵察機がアクチャダー郡のエキンジレル地区で墜落し、4人のパイロットが死亡した。

■それ以前に12人の殉職者が出た

 4機の戦闘機の今日まで起こった事故で14人のパイロットが死亡した。1974年からこれまで空軍司令本部の登録化にある戦闘機は、エスキシェヒルで第113飛行隊と[マラティヤの]エルハチで第173飛行隊として任務が行われている。地中海沿岸でシリヤによって2012年6月22日に墜落させられたギョクハン・エルタン大尉指揮のRF-4E偵察機は昨日事故にあった戦闘機同様に第173飛行隊で任務を行っていた。

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( 翻訳者:岡田 咲月 )
( 記事ID:37064 )