ムハンマド・シャーキル電力・再生可能エネルギー相
■エジプト:同国初の太陽光発電所が操業開始
【カイロ:マールスィール・ナスル】
エジプトのムハンマド・シャーキル電力・再生可能エネルギー相、及びアラブ首長国連邦のスルターン・ジャービル国務相は、スィーワ市(訳註:リビアとの国境に近いエジプト西部の都市。「シワ」「シーワ」とも表記される)に建設されたエジプト初の太陽光発電所の操業開始を宣言した。
同発電所は10メガワットの発電規模を有し、同市の必要電力の全てを供給する予定である。また、同発電所が、数々の大型プロジェクトの実行を可能にすることを通し、同市の経済・社会的発展と雇用創出に資することも期待されている。
シャーキル電力・再生可能エネルギー相は、スィーワ市の電力需要に応える同発電所は、再生可能エネルギーを利用し、火力発電のための燃料維持コストを軽減するエジプト政府の政策に合致するものであると述べた。また、同相は、アラブ首長国連邦のエジプトに対する支援は、数々の挑戦に取り組むエジプトの国力をあらゆる領域において強化するものである、と賞賛した。
同相は、この二国間協力を以下のように説明した。「エジプトでは未だ電力網に接続されていない村落が、9つの県で264に上る。アラブ首長国連邦は、これらの村落のために電力供給を確保するプロジェクトの実行のために、過去一年間で1億4,000万ドル相当の拠出を行った。第一期プロジェクトは、キナー県、ルクソール県、ワーディー・ガディード県における211の孤立した村落に明かりを灯すことを目標とする。」同相によれば、将来的に約6,000戸が恩恵を受ける見通しである。
(後略)
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37065 )