イラク:石油パイプラインの北アフリカへの延伸を計画
2015年03月06日付 al-Hayat 紙


■イラク、石油パイプラインの北アフリカへの延伸を計画

【バグダード:アーディル・マフディー】

イラク石油省は、海外投資企業とともに、石油パイプラインをヨルダン、エジプトを経由して北アフリカ諸国まで延伸する計画を検討している。エコノミストたちは、この計画はイラク政府の財源強化、同国石油の輸出先の多様化、そして域内外の諸国との相互利益の拡大に資するとしている。

イラク石油省のスポークスマン、アースィム・ジハード氏は、本紙への談話において、「我々は、この戦略的パイプラインについて、実行・融資能力のある投資企業とともに、その実行を集中的に検討している。この戦略的パイプラインは我が国の石油をアフリカに輸出するための新たな扉を開くであろう」と述べた。また、同氏はパイプラインの完成には5年を要する見込みであると指摘した。

同氏は続けてこう述べた。「このプロジェクトには、石油事業を専門とし、この種のプロジェクトについての専門的知識を兼ね備えたグローバル企業による投資が求められる。このプロジェクトは、イラクのみならず、パイプラインがその国土を通過する国々、つまりヨルダンとエジプトにもポジティブな影響をもたらすであろう。このパイプラインによって、三国間の経済協力の機会が拡大し、それぞれの国家収益が増大するであろう。」

また、同氏は、多くのグローバル企業が既に計画に参加して提案を行っており、現在石油省の専門家たちがそれらの提案を検討していることを明らかにした。専門家たちは、プロジェクトの規模と敷設距離の長さ、必要とされる技術、輸出方式、資本額は、いずれも先例がないものであり、特別な計画・検討・実行を必要とすると見ている。

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37072 )