ロウハーニー大統領「科学発展のために誰かから許可をもらうようなことはしない」(1)
2015年02月18日付 Jam-e Jam 紙


大統領、核技術の発展が核交渉の影に追いやられる状況に不満を表明

 イラン大統領は昨日、国の宇宙開発の最新の成果を紹介する展示会の視察後、「イラン・イスラーム共和国は科学の発展の為に、これまで誰かに許可を求めるようなことはなかったし、これからも許可など求めない」と明言した。

 政府の広報サイトが伝えたところによると、ハサン・ロウハーニー氏は「宇宙技術の日」を記念して、次のように述べた。

イランの国民的意志は、あらゆる先端技術、中でも宇宙航空技術の分野で進歩を遂げることにある。イラン・イスラーム共和国では、先進技術に通じた識者や専門家たちが活躍できる土台を用意すべきだというのが、革命最高指導者ならびに全国民の意思なのである。

 同氏は、バイオテクノロジーやナノテクノロジー、ICT(情報通信技術)、航空宇宙工学、製薬、医学、そして核技術など、現代世界の最先端技術全てにおいて、進歩を遂げる能力がイラン国民にはあると指摘し、「今日、イラン・イスラーム共和国は自国の成果と進歩を、世界レベルで提供することができる」と語った。

〔‥‥〕

 大統領は、敵が口実を設けては、一国の科学の発展に関して国民に圧をかけようとすることが時折見受けられると指摘し、次のように付け加えた。

政府のしていることは、ずばり敵の手から口実を奪うことである。我々はすでにそのための仕事〔※核交渉のこと〕を開始しており、これからも継続させるつもりだ。そうすればいつの日か、彼らの武器は妄想的で、現実のものではない、ということが明らかになるだろう。

つづく


Tweet
シェア


つづきはこちら
関連記事(ザリーフ外相「合意が得られなくとも、世界が終わるわけではない」)

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:whomin )
( 記事ID:37084 )