メルスィン女子大生殺人事件の被告ら、醜い争い
2015年03月11日付 Milliyet 紙


トルコを震え上がらせたオズゲジャンさん殺人事件の容疑者の捜査が急速に進められている。供述で罪をお互いになすりつけようとしている容疑者達は、軍警察が通信履歴を提出すれば、供述と異なっている点が判明する。

スプヒ・アルトゥンドケン容疑者のあまり知られていない写真もインターネットで公開された。勾留要請により容疑者はタルススの担当裁判所に送られたが、当人の携帯電話によって撮られたと考えられる写真には容疑者スプヒ・アルトゥンドケンが勾留決定を直立して聞いており、後ろの列には友人であるファーティヒ・ ギョクジェ容疑者が座っているのが見られる。

メルシンで残酷な殺人事件の被害者となったオズゲジャン・アスランさんの手首から切りとられた手の爪の間から見つかった皮膚の一部は、アンカラ法医学会で行われた検査でアフメト・スプヒ・アルトゥンドケン容疑者のDNAサンプルと一致した。

タルスス共和国検察官アイハン・アクヨルが行った捜査で重要な証拠も出てきた。オズゲジャンさん殺害の容疑者であるアフメト・スプヒ・アルトゥンドケンの供述により、アスランさんは容疑者に抵抗して身を守るために容疑者の顔を引っ掻いたことを明らかにした。

スプヒ・アルトゥンドケンは軍警察での供述で不運な若い少女を殺した後に、友人のファーティヒ・ギョクジェの忠告によって、アスランさんの爪の間のDNAサンプルから身元が明らかにならないよう手を切り取ったと供述した。切られた手は検査された。事件判明とともに、軍警察隊員がアルトゥンドケン容疑者の父親であるネジメッティンの家で行った捜査で家の地下にあるクローゼットの中で上にがらくたをかぶせ、隠そうとした手首から先の二本の手が見つかった。アンカラ法医学会が実施した検査で手がオズゲジャンさんのものであることが確認された。

切られた手の爪の間に残っていた皮膚の一部を調査したアンカラ法医学会の研究者たちは、皮膚の一部がアルトゥンドケン容疑者のDNAサンプルと一致することを確認した。これを受けて作成された報告書は、殺人関連の資料に加えられた。詳細な報告書[作成]が待たれている。オズゲジャンさんの命がどのようにして失われたのかを明らかにする詳細な報告書はアダナにある法医学会から提出されるのが待たれている。

殺人の容疑者たちによって焼かれた若い少女の死体についてアダナ法医学会が特別な技術によって実施した調査では彼女に暴行が行われていないことが確定した。アイハン・アクヨル検察官が訴状を一刻も早く作成するために、法医学会からオズゲジャンさんに関する詳細な報告書が早急に作成されることが望まれ ている。

通信記録は調査中。アフメト・スプヒ・アルトゥンドケン容疑者、父親のネジメッティン・アルトゥンドケン、友人のファーティヒ・ギョクジェの携帯電話のHTS記録がメルシン第二軍警察司令本部で調査されている。軍警察は携帯電話で通信を行った3人の容疑者が事件当時何時に、どこからどこへ、 何回、どれほどの時間会話していたを調べている。

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( 翻訳者:竹田史佳 )
( 記事ID:37098 )