スエズ運河拡張工事(AP)
◼︎規模600億ドルを超える36の事業に着手
【カイロ:マールスィール・ナスル】
本日(13日)、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、リゾート地であるシャルムッシャイフ市において、経済会議「未来のエジプト」を開催する。会議の出席者は、各国の王族や大統領、60カ国以上、20の地域・国際機関からの参加者、さらに世界銀行、国際通貨基金(IME)、欧州投資銀行、欧州復興開発銀行、アラブ連盟、アフリカ開発銀行、東南部アフリカ市場共同体(COMESA)、地中海連合、国連開発計画(UNDP)、国連工業開発機関(UNIDO)、開発クウェート基金、アラブ通貨基金、アラブ経済社会開発基金の代表団と幅広い。その他、ダボスの世界経済会議に参加した国際的企業の参加も見込まれている。
明後日まで続く会議の公式参加者の層は国家元首、王族、首相、大臣、また副大臣、政府高官、駐カイロ大使と多岐に及ぶ。会議において、エジプトは600億ドルを超える事業について提案し、同国が実現を目指す経済開発の道筋を促進することが見込まれる。また、エジプトが過去四年間に直面し、海外からの直接投資に悪影響を及ぼしている困難な状況を乗り越えることが強調された。
(中略)
サウジアラビアからは、ムクリン・ビン・アブドゥルアズィーズ皇太子兼副首相を長とする代表団が参加し、同国が、全体会議と閣僚級による専門会議からなる会議の開催を主導すると述べられた。会議は、エジプト政府に対して2030年までの経済ビジョンを提案する全体会議と、2014-19年の経済社会改革を提案する専門会議に分かれている。各省庁は、現在活発な分野にかかわる様々なプレゼンテーションを行い、開発計画と投資機会を提案する。これらの計画は36に及び、内22は政府、7は民間、7は官民合同のプロジェクトである。また会議では、スエズ運河一帯の開発計画に大きな関心が寄せられ、専門会議では同開発計画にかかわるプレゼンテーション、その実施にかかわる4のワークショップが設けられる。
(中略)
エジプトのムニール・ファフリー・アブドゥン ヌール商工大臣は、会議と並行して、各代表団による約22の会談の場が設けられる予定だと発表した。同大臣は、「産業と技術所有」と「中小企業の役割と経済開発の流れにおける職業訓練」についての二つのセッションで主賓を務めることになっている。
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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:37107 )