昨日12日、クムカプで27年にわたり営業を行ってきた魚市場が取り壊された。
1988年以来クムカプで営業してきた魚市場がその幕を閉じた。イスタンブル広域市当局は、12日朝、取壊し作業を開始した。市場の33の店舗がブルドーザーで完全に壊された。ユーラシアトンネル計画に伴い取り壊されるクムカプ魚市場は、暫定的にサマトヤに移った。
■組合長:取壊しを前向きに捉えている
クムカプ魚市場組合のハルン・ユルドゥズ組合長は、トンネル計画が前向きなものであると述べ、「ここは、1988年に故トゥルグト・オザル大統領の時代に創設され、現在まで、歴史的な半島で営業してきた。ユーラシアトンネル計画により、ここがもはや公共用途に用いられる必要があるとの説明がなされた。この趣旨に対し我々はこれを支援した。イスタンブルの交通事情が理由で、ここでは長い間、苦労を強いられてきたからだ」と語った。
クムカプ魚市場のレストランオーナー、エンギン・ユルドゥズさんは、「私は約25年間ここにいた。今回の計画には、魚市場の取り壊しが必要だった。市場の暫定的に移設場所も用意してくれた。ひとつの計画のために、我々は立ち去りましょう」と述べた。
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( 翻訳者:山根卓朗 )
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