英国籍の少女3人がIS(イスラム国)に参加するためにシリアに向かう際、カナダの諜報員である人物が案内を務めたことが明らかになったことが大きな反響を呼んだ一方、トルコの国境地帯では、40か国から来た何千人もの人々が逮捕されているという。
イスメト・ユルマズ国防相は、ISに加わろうと様々な国から来る人間に対してトルコが十分なセキュリティ対策を取っていない、さらには「容認」しているという西洋諸国の批判に対し、平手打ちのような返答をし、逮捕されたのは2014年だけで9,488人に達し、この4年間で見ればこの数字は24,591人となると述べた。
ユルマズ大臣は、逮捕された外国籍者の中に、ロシア人62人、アメリカ人4人、スウェーデン人5人、イギリス人5人、フランス人2人、ドイツ人14人、中国人45人、オーストラリア人4人、スイス人2人など40か国の外国人がいることを明らかにし、シリアからトルコに逃走しようとする者たちに関する統計も明らかにした。これによると、シリアからトルコに入国しようとした際、2014年には57か国50,428人が逮捕された。直近4年間ではこの数字は10万2946人だという。
ユルマズ大臣は、シリアからトルコに入国しようとした者たちの中にも、フランス人15人、アメリカ人9人、イギリス人13人、スウェーデン人4人、オーストリア人6人、オランダ人4人、ベルギー人2人、ドイツ人50人、スペイン人6人、ロシア人58人、中国人11人が含まれていたと述べた。ユルマズ大臣は、シリア国境で押収された麻薬の量については、大麻2トン802キログラム、MDMA1万17個、錠剤2万2898個、麻26キログラムをはじめとする多くの麻薬が含まれると説明した。
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( 翻訳者:永山明子 )
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