■スィースィー大統領:エジプトの国家建設には3000億ドル必要
【シャルム・シャイフ(エジプト):本紙】
エジプト経済開発援助会議「将来のエジプト」は昨日(15日)、世界投資計画図における同国の位置を定めて閉幕し、その中で約40の協定が調印され、またインフラ設備とサービスの分野における主要事業実施にむけての覚え書きが取り交わされた。予備的投資規模は1302億ドル以上と見積もられており、これに加えて三段階にわたって建設される新しい行政首都のコストはおよそ900億ドルと見積もられている。この投資額は330億ドルの投資協定と、助成金の形での52億ドル、覚え書きで調印された920億ドルに分けられる。
またアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領は、3日間続いた会議の結果を楽観視しているようで、エジプトは「今目覚める」と述べた。また発言の中で、この会議を呼びかけたサウジアラビアの故アブドゥッラー・ビン・アブドゥルアズィーズ国王の果たした役割を称賛するとともに、「このような考えは何年も継続すべきものである」と述べて経済会議を毎年開催することを訴えた。また「我々は各投資家に来年も会し、シャルム・シャイフは最高の状態で会議を迎え入れることになろう。」と付け加えた。
スィースィー大統領は即興の発言の中で、「私はあなたがたと私の国、エジプトについて話したい。我々の国が死んだと考えている人々がいるが、いや、エジプトは生きるために創られたのだ。私は世界に、この国は今、目を覚ましたと断言する、エジプトは死なない。エジプトは目覚めた。そして、さらに目覚めるだろう。」と述べた。
またエジプトは飛躍し、事業の実施期間を短縮する必要があることを示し、「時間という要員の重要性」について強調した。また投資家と国際的パートナーに話を向け、「もし国の発展に寄与することを望むなら、昼夜を問わず励み続けなければならない。また事業の財務コストを節減し、そして利鞘を減らさなければならない。」と述べた。そしてエジプトは国家建設のために2000~3000億ドルを必要としていることを指摘した。
会議には120カ国と国際および地域の機関が参加し、主要な国際的企業の投資家2500人や財務関係組織が参加した。
(後略)
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( 翻訳者:土屋実咲 )
( 記事ID:37127 )