IS参加希望の英女性を国外追放へ
2015年03月17日付 Radikal 紙

シリアで戦闘に参加するためトルコへ入国したイギリス国籍の22歳の女J・Hがアンカラで拘束された。女はテロ対策局で取り調べを受けた後、国外追放のため外国人担当局に移送された。

トルコ経由でシリア入国を目指す外国人戦闘員を食い止めるべく、空港やバスターミナル、国境門にはテロ事件対策局員の出張所が置かれている。アンカラ・バ ス・ターミナル(AŞTİ)に設置されたテロ事件対策局員らは昨日(16日)不審な行動を取るイギリス国籍の女を追った。女がシャンルウルファ行きのバスチケットを購入しようとしたために拘束し、取り調べを行った。その結果、22歳のイギリス国籍の女J・Hは、イスラム国(IS)に加わるためシリアへ入国しようと、トルコにやって来たことが明らかになった。取り調べ後、当人は外国人担当局に引き渡された。この女性については、イギリス側にも情報提供が行われ、手続き終了後の本日にはイギリスへ強制送還されるという。

■取り締まり強化、出国手口巧妙化

シリアへ流入を続ける外国人戦闘員たちは、ISに参加するためイスタンブルから入国し、そこから空路や陸路を経由してキリス、ガズィアンテプ、シャンルウルファ、ハタイといった国境近くの町へ向かう。しかし最近では、取り締まりを避けるために手口を変えつつある。イスタンブルの空港で取り締まりを受けた外国人戦闘員は、取り締まりから逃れるためほかの町へ一旦移動し、そこで出国ブローカーとコンタクトを取っていることが明らかとなっている。この手口でテロ事件対策局の取り締まりを回避した戦闘員が、容易に国境を通過し隣国へ流れている。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:37140 )