イスタンブル裁判所の人質救出作戦で死亡したDHKP-C(革命家人民解放戦線)メンバーの身元が判明した。
(イスタンブルの)チャーラヤン裁判所でベルキン・エルヴァンの取調べを行っていたメフメト・セリム・キラズ検事を人質に取り、警察の人質救出作戦で死亡したDHKP-C組織メンバーの身元が判明した。同作戦で死亡した組織メンバーの名前が1991年ゾングルダク生まれのシャファク・ヤイラと1987年アルダハン生まれのバフティヤル・ドールヨルであると公表された。
■ シャファク・ヤイラとバフティヤル・ドールヨル
イスタンブル大学法学部で教育を受けたシャファク・ヤイラは、2011年度開始時にイスタンブル大学で式典に出席したレジェプ・タイイプ・エルドアン首相(当時)に抗議したため逮捕された。2011年10月11日に逮捕され、2014年10月14日に釈放された彼は、釈放後にディジレ通信社(DİHA)のインタビューに応じている。彼は拘留中に警察に暴行を加えられ、拷問を受け、また15名からなる警察官グループから殴打されたと伝えている。
■ 二人は刑務所で出会った
メフメト・セリム・キラズ検事を人質に取ったシャファク・ヤイラとバフティヤル・ドールヨルがテキルダーF型刑務所での囚人仲間である事が判明した。ヤイラは2年前に自爆テロの容疑で逮捕され、3か月前に出所した。一方、バフティヤル・ドールヨルは1年前に釈放されている。バフティヤル・ドールヨルは1987年生まれで、2012年に不法ルートで国外に出国を図った際に、エディルネで逮捕された。ギリシャのラヴリオン難民キャンプへ向かおうとしていたドールヨルは逮捕され収監されたが、1年前に釈放された。
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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:37228 )