チャナッカレ100周年への出席者リスト決定
2015年04月22日付 Hurriyet 紙


アルメニアが1915年事件100周年のために始めた所謂「ジェノサイド」攻撃に対する、トルコの反撃として評価されているチャナッカレ戦争100周年追悼記念行事への出席者リストが決定した。

21か国から首脳レベルで参加が期待されている式典に2人の議長、3人の副大統領、そして5人の首相が参加する予定だ。

■最初の会場は平和サミット

チャナッカレ戦争100周年のために4月23-25日にトルコで追悼記念式典が催される予定だ。アンカラから式典のために世界各国へ招待状を送ったところ、70か国以上からの参加が実現する。式典の最初の会場はイスタンブルにあるリュトゥフィ・クルダル会議場となる。平和サミットでトルコをアフメト・ダヴトオール首相が代表する。4月24日はというとチャナッカレで追悼記念式典が行われる。この式典はタイイプ・エルドアン大統領が主催する。4月25日も滞在を希望する外国からの賓客は、オーストラリア・ニュージーランド軍の兵士のために行われるシャファック・セレモニーに参加する。

■チャールズ皇太子もトルコへ

式典にイギリスからはチャールズ皇太子の参加が明らかにされており、皇太子に王子が同伴することも期待されている。ロシアとアルジェリアは式典に議長レベルで参加する。式典にアルバニア、アゼルバイジャン、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ジブチ、チャド、南スーダン、イラク、アイルランド、モンテネグロ、カタール、キ プロス、コソボ、マケドニア、マリ、ナイジェリア、パキスタン、セネガル、スロベニア、ソマリア及びトルクメニスタンが首脳レベルで参加する。

■シリアからはハーリド・ホージャ氏

アフガニスタン、ガンビア及びザンビアからの参加者が副大統領レベルである一方、オーストラリア、ニュージーランド、モルドバ、ルーマニアは首相レベルで代表される。シリア国民連合議長のハーリド・ホージャ氏はというと首相レベルで参加する外国からの賓客の一人となる。バーレーン、フランス、ガボン、ガーナ、ギニア、 南アフリカ共和国、韓国、グルジア、クロアチア、インド、イラク、リトアニア、レバノン、カナダ、モンゴル、モーリタニア、モザンビーク、シンガポール、タジキスタン、チュニジア、ベトナムは大臣レベルで代表される。
トルコとアルメニアは式典へお互いを招待したそうだが両国とも招待への参加は無い予定。エレバン(アルメニアの首都)における式典にロシアのウラディミル・プーチン首相及びフランスのフランソワ・オランド大統領の参加が発表された。アメリカ合衆国はアンカラとエレバンにおける式典にどのレベルで参加するかはまだ明らかにしていない。

■枢機卿が病気、ヴァチカンからキャンセル

外務省が4月10日に更新した式典への参加リストにヴァチカンのローマ教皇庁正義と平和評議会議長であるピーター・コドヴォ・アピア・タークソン枢機卿の名前も載っていた。しかし、ヒュッリイェト紙がヴァチカンの在アンカラ大使館から得た情報によると式典にヴァチカンからの参加者はいない予定。理由は「枢機卿が病気であること」が述べられた。ヴァチカンの式典への不参加は「ジェノサイド議論を受けての反発か」という疑問を思い出させた。フランシスコ教皇が儀式において、1915 年事件に関して「ジェノサイド」という表現を使ったことを受けてアンカラ政府は在ヴァチカン大使のメフメト・パチャジュ氏を協議のためトルコへ召還した。

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( 翻訳者:満生紗希子 )
( 記事ID:37357 )